喫茶と読書 ひとつぶ

20220119

蔓延防止措置が発出されましたね。飲食店の規制についてまだ千葉県の方針を確認していませんが、東京都は選択制にするとのことのようです。夜9時までの営業ということになると、ひとつぶは通常通りです。オミクロン株の感染の広がりを見ると、飲食店の規制だけで果たして効果が得られるのかはかなり疑問です。

さて、昨日は娘の引っ越しでした。すごく近くで、しかも一通りのものは揃っているところに越したので、洋服とか細々したものを自宅と2往復するだけでした。割と広い部屋で、いいなあという感じです。これで子供たちは二人とも、自活するようになりました。すごいですね。自分の子供ながら、しっかりしていて感心です。

私は大学の時に松本から東京に出てきて、親から仕送りをもらいながら一人暮らしをスタートしました。最初に作ったご飯が酢豚でした。なんで酢豚だったのか、すごく不思議ですが、覚えているのは酢豚のパイナップルが食べたかったということです。分厚い料理本を持っていたので、それを見ながら豚肉、玉ねぎ、ピーマン、たけのこと言った材料を揃えて、揚げて炒める、というちゃんとした調理をしたような気がします。狭い台所で油もたくさん使って。しかも大量に。それから三日間くらい酢豚を食べ続け、ついに最後は捨てました。この一件で、一人暮らしで自炊は無駄、ということを思い知りました。当時は今のように単身者用の少量の野菜とかなかったですしね。冷凍術もありませんでした。電子レンジもなかったんじゃないかな。私はそれっきり、料理をするのはやめました。いったい何を食べていたのかなあと思いますね。パンは食べていました。ロールパンとかもよく買っていたなあ。ほっかほか弁当が出てきた頃で、たまに買ったり、コンビニのお弁当も食べていました。カップ麺はあんまり好きではなかった。あと、近所にサンドウィッチ屋さんがあって、そこのツナサンドといちごサンドはよく食べました。大好きでした。それと喫茶店でアルバイトをしていたので賄いですね。これは助かっていました。

そんな私が今、人様に料理を食べていただいているとは、人生何があるかわかりませんね。

一人暮らしは最初は心細かったけれど、すぐに慣れて楽しかった。何時まで起きていても、何時まで寝ていても良いし、長電話しても怒られないし。ふわふわと生きていました。社会人になってもなんとなくふわっとしていた気がします。今の若い子達の方が、本当にしっかりと堅実だと思います。

さて、それでは今日は帰ります。今朝はものすごく早く来てガツンと仕込みしたので、今すごく眠いです。今日は久しぶりに静かな1日でした。明日はどんな日になるだろう。灯油も買ってこないと!それではおやすみなさい。また明日。