喫茶と読書 ひとつぶ

20210827

今月も残すところあと4日ですね。9月。秋に向かうという感じです。カッサータが終了しました。といっても、カッサータは凍らせるデザートではあるけれど、季節を問わずに美味しいと思うので、またやるかもしれません。ひとまず2回続けていたので、終わります。明日から、チャイプリンをメニューに入れたいと思います。チャイプリン、去年は夏にやっていました。その後、下に貼ってあるメニューに入っていることもあって、何度かお問い合わせいただいています。チャイプリン、とても優しい味です。お試しください。

今日は『洪水』フィリップ・フォレストを読んでいました。あと少しで読み終わりそうです。これは思っていたのと、ちょっと違いました。災害があって、何かを喪失してしまうお話かと思っていました。語り手のモノローグが続くのですが、ずっと曖昧なことばっかり言っていて、いつになったら全貌がわかるのかしら、と思いながら推理小説みたいな気持ちで読んでいました。ところが、中盤を過ぎても何もはっきりしてこない。このまま延々あやふやなことを読まされるのかなと思ったら、という感じです。こういう文章でこんなに長いものを書くということが信じられない。すごいことだと思います。訳者もすごい。ページ数もそれなりにあるので、時間がかかるかなと思いましたが、割とあっという間に進んでいました。してやられた感じもあります。

午前中は図書館に行ってきました。そして、すごい本を借りてきました。『スポメニック 旧ユーゴスラヴィアの巨大建造物』。そうです、先日爆睡した映画、『最初にして最後の人類』の舞台になったあれです。まだパラパラとめくってみただけですが、ものすごくたくさんあるみたいです。これは偶然常盤平分館の本でした。建築のところを見ていたら見つけてしまった。縁を感じます。楽しみです。

さて、それでは『洪水』の最後を読んで帰ります。8月最後の週末ですね。まだ暑いのかな。それではおやすみなさい。また明日。