喫茶と読書 ひとつぶ

20240314

家の中の段ボールをまとめて、洋服をきちんとしまって、掃除機をかける。すごくいい休日でした!清々しかった。そして、意外と時間はかかりませんでした。しかし、ひとつぶから持って帰った本とか、母が送ってくれた近代文学の復刻版とかを棚に入れていたら、もうその棚がパンパンで、本棚を買わないといけないかもしれない、と思いました。CDもたくさんあって、棚から滑り落ちたりして、すごく困りました。これが捨てられないんですよね。

清々しく片付けはしましたが、まだまだ本当は手をつけていないものもあって、子供たちの小さい時の服とかおもちゃも、まだ押し入れに眠っていたりします。あれももう処分しないといけないんです。とっておいてもね。片付けは続くなあ。

まあそれでも、掃除機もかけてすごくいい気持ちになって、1時間ほどソファで本を読みました、至福の時間だった。これは榎本空さんの『それで君の声はどこにあるんだ?』です。この本がすごくいい。私はこの人の文章がとても好きだと思います。ちょっとセンチメンタルなところもあって、心に響いてくる。もう少しで読み終わってしまうけど、終わるのが残念です。内容は、主に榎本さんがアメリカの神学校に行っているときの、先生とのやりとりです。アメリカで、黒人の神学を学ぶこと。自分が外側にいるということ。すごく迫ってきます。

そんないい時間を過ごしたわけですが、昨日だったかな、車で聞いていたラジオで、自分にとって最大にリラックスしている状態を体に覚えさせることが大事、という話がありました。それは私にとって、あの本を読んでいた時間だなあ、と思って聞いていたら、どうやらそういうことではないらしい。本当に何もやらない、何も考えていないという状態を覚えることが大切らしいです。そして、それに対して、今どういう負荷が自分にかかっているか、ということを自覚すべし、というような話でした。それに対して、番組のキャスターの女性が、そういう時間ってないかもしれない、と言っていました。私もそうだなあ、と思いました。常に何かをやっていないと、なんとなく落ち着かない。でも、それが楽しい時間だったらそれでいいのでは、なんて思いましたが、インプットをしない、というようなことを言っているのが聞こえて、その辺で駐車場に着いたので、そこから先はわかりません。何もしない、インプットもしない、というのが一番リラックスしている、という理屈はあまりわからないけれど、自分にとって、すごく心地いい、という感覚を覚えておく、というのはいいことかもしれないなと思いました。覚えていれば、その形にスッと入れそうな気がします。

さて、それでは帰ります。今日は暖かい日のようだったけれど、思っていたほどでもなかったです。週末はすごく暖かいらしいけど、桜はそろそろ咲くのかな?去年はもう今頃咲いていたみたいですね。今年は暖冬と言っていたけど、ここのところ足踏みですね。ではまた明日。おやすみなさい。