喫茶と読書 ひとつぶ

20240217

寒いのか暑いのか、いよいよわからなくなってきました。今日は午後の遅い時間から、なんとなく寒いような気がするし、外を見てもすごく白い感じがして、ストーブを焚きました。でも、営業が終わって、外に出たら、なんとなくそんなに寒くなくて、今はストーブはもちろん、エアコンも止めましたが、寒くないです。もう全然わからない!天気予報を見ると、来週は雪マークもついてるし、火曜日は20度くらいまで上がるみたいだし。アップダウンが激しすぎないですか?

今朝、radikoで砂鉄さんの昨日のラジオを聴いていて、ゲストが内田也哉子さんでした。声がお母さんと似ているんですね。喋り方もゆっくりで、穏やかな感じがしました。その中で、谷川俊太郎さんと対談をした、というお話がありました。1人で、谷川さんのお家に伺ったそうです。すごいですね。生まれ持ったものなのか、後天的に自分で身につけたものなのか、大詩人と2人なんて、普通だったらガチガチですよね。谷川俊太郎さんは、70歳になった頃に、ようやく人間というものに興味が出たそうです。それまでは全く興味がなかったのですって。やっぱり宇宙人だったんだ、と思いました。「死」というものも、それほど怖くはないそうです。むしろ、どうなるのかすごく興味があるらしい。これも宇宙人らしい好奇心です。こういうのは達観とは言わないですね。子供の心。あ、でも子供は死ぬことを怖がるのかな。

人間が「死」を怖がる、というのはどういうことなんででしょうね。思うに、そこに至るまでの痛みが怖いのではないかなと思うのですが、ちがうかな。自分という存在が、電気を消したみたいに、フッと消えてしまうことが恐怖なのでしょうか。それを言うなら、むしろ残されるもののほうが恐怖のような気がします。それまで人間だったものが、ものになってしまうって、私は父の死に目に会えなかったから、まだどんな感じなのかわからないです。死んでしまった人と、生きている人は、質感として違うけど、その過程は知らないので、そこで恐怖を感じるのだろうか、と想像してしまいます。

もちろん死んだことがないので、本人はどう感じるのかはわからないです。寂しかったり、心配だったりするのかな。そう考えると、ちょっと引っ越しみたいですね。子供の時に、長野から東京に引っ越してくるのがすごく嫌でした。住み慣れた家や、友達や先生と離れるのは嫌だった。すごく泣いた覚えがあります。でも、新しい家、学校に慣れたら、もうそんなこともすっかり忘れてしまいました。死んだ後も、そんな感じで楽しいことが待っているといいなと思います。

さて、それでは今日は帰ります。明日は今日より暖かいのかな?火曜日に向かって毎日ちょとづつ暖かいみたいですね。極暖はやめようかな。明日もよろしくお願いします。おやすみなさい。