喫茶と読書 ひとつぶ

20230408

今日の午前中に、ちょっと時間があったので、この間YATOさんで買った『コーヒーを、もう一杯』という本を読みました。本といっても小冊子で、60ページくらいのものです。盛岡のBOOKNERDの早坂さんが、その盛岡のカフェを7つ紹介した本です。それぞれの店がとても良くて。つまり早坂さんのそれぞれのお店に対する思いが良くて、とてもいい本です。私もこういうふうにカフェを、喫茶店を愛したいなあと思います。

その中に私が盛岡に行った時に訪れた「六月の鹿」さんの話もあって、これがとても心に沁みました。このお店が営業時間を変更したこと、コーヒーの抽出を店主がやらなくなったこと、そういうことを早坂さんがきちっと見ていて、その店主の決意に寄り添っている。

自分もお店をやっていて、変更したことや、これから変えるかもしれないと思っていることもある。あの時の決断は正しかったのだろうか、今何かを変えることは受け入れてもらえるのだろうか。そういうふうに店主はいつも迷っているのだと思う。でも、自分が決めることだから、どこかで思い切る。そういうものなんだな、それでいいんだな、と勇気をもらった気がしました。

この間行った時には、曜日も悪くて、「六月の鹿」のモーニングにしか行かれなかったけれど、そしてそれは大正解だったし、満足しているのだけれど、他のお店にも行きたかった。また行く機会があると思うので、その時にはこの本で紹介されている他のお店に絶対に行きます。

こんな本を作ってくれる本屋さんがある、それだけでも盛岡は本当に良いところだなあと思います。

さて、プリンが出来上がったようです。少し冷まして帰ります。明日はそろそろいいお天気でしょうか。おやすみなさい。また明日。