喫茶と読書 ひとつぶ

20230318

夜はドラマ、朝はニュースやポッドキャストなどを聞きながらながら仕込みをやっております。これ、朝はドラマを見ようという気にならないんですよね。逆に夜にポッドキャストはあまり聞かない。不思議です。

さて、今朝は昨日のラジオをポッドキャストで聞いていました。荻上チキさんのセッションという番組です。他のポッドキャストでこの番組のことを話している人がいて、聞いてみたら面白くて毎日楽しみにしています。だいたい10分くらいのニュースの解説が2本と、その日の特集1時間くらいのものがあります。今日は特集で、宗教二世の問題を取り上げていました。安倍元総理の事件の後、この問題は大きく取り上げられていましたが、最近はだいぶ聞かなくなりましたね。ゲストとして、小川さやかさんというk旧統一教会の二世の方が出演されていました。この方は、テレビにもよく出られていたので、ご存じの方も多いかと思います。彼女が本を書いたということで、その本の内容なども紹介しながら、宗教二世問題について掘り下げていました。

この問題がよくニュースなどで取り上げられていた頃、彼、彼女らがどんな生活を強いられていたか、ということが解説されていました。その中で、恋愛禁止、ということがありました。これは旧統一教会だけではなくて、他のカルト的な宗教でもあるようです。

私はこれを聞くと、なんだかいつも変な気持ちになります。ディストピア小説って、たいてい恋愛が禁止されているような気がするので、そのことが頭によぎるからなんではないかと思うのです。人を支配下に置こうとする時、恋愛というのは邪魔になるものなんでしょうか。逆に言うと、恋愛というのは自由の象徴なんでしょうか。だから愛によって人は強くなれる、と言うような物語が量産されているのでしょうか。

小川さんは教団からフェードアウトしていったそうですが、そういう時に、旦那さんと出会って、自分の話ができたと言っていました。そして今も、支えられているそうです。これはまさに、教団が恐れていたことなのかもしれないですよね。それは、小川さんのために本当に良かったと思うし、救われてほしいと思います。

愛は強い。確かにそうかもしれないけれど、同時に愛ほど頼りないものもないような気がします。なんの保証もないし、ある日突然プツッと関係が切れてしまうこともよくあることのように思います。だけど、宗教でもディストピア小説でも、ことさらに恋愛は禁止されるのです。

また、これは性の問題も含んでいて、LBGTも禁止されていたりする。うーん、頭がごちゃごちゃになっています。そんなに恋愛というものは至上のものなのか?

雑に疑問を投げて今日は帰ります。全く整理されていなくて申し訳ありません。でも、これ、ちょこちょこ謎に思うことがあるような気がする。ということで、明日もよろしくお願いします。おやすみなさい!