喫茶と読書 ひとつぶ

20230302

今日は変なお天気でしたね。朝、玄関を出た時に、あ、本当にあったかい、と思いました。それからひとつぶですごい勢いで仕込みをしていたんですが、だんだん暑くなってきました。窓を開けていても、ヒートテックが暑い。そのまま営業に突入しました。お客様から寒いのでストーブ使ってもいいですか?と聞かれてハッとしました。室温を見ると16度。寒いですよね。気が付かず申し訳ありませんでした。自分はシャカリキに熱くなって作業をしているのでわからなかったのです。すみません。

今日は1日を通して、静かで、今年で一番売上のない日になってしまいました。こういう日は、早めに気持ちを切り替えてガンガン本を読みます。『ここから見えるもの』という本を読み始めました。だいぶ前に買ったんですが、なかなか手がつかなかった本です。でも、読み始めたらぐいぐい進んで、とても面白いです。不思議な描写が多い物語です。誰もいないひとつぶで、読書をしていると、それはそれで、自分は幸せだなあと思ったりします。まあ、負け惜しみですけどね。

そうやって本を読んでいるうちにだんだん外が暗くなって、肌寒くなってきました。気がつくと雨。まさに天気予報通りでしたね。暖かな空気と冷えた空気が入れ替わるのを、はっきりと見た気がします。天気って面白いですね。

朝のうちのあの気だるい生暖かい空気。まだ体が冷たい冬から抜け出せなくて、その空気になれませんでした。体が重くて、春になるのは嬉しいけれど、少し嫌でした。そして、これは朔太郎の春だなあと思いました。ちゃんと調べていないので、記憶違いかもしれませんが、こんな春の重い空気のことを書いた詩があったような気がします。私の思うようなマイナスイメージではなくて、エロチックなものだったと思うけど。

昨日車で走っている時に、水仙や梅をたくさん見ました。春がどんどんきているんですね。

それではこれで帰ります。また明日もよろしくお願いします。おやすみなさい。