喫茶と読書 ひとつぶ

20230217

今西友でブックバーゲンやっていますね。ちょっと寄ってみたら、良さそげな本があって買ってしまいました。定価の半額でした。長尾智子さんの『食べ方帖』という本です。2017年に出版された本でした。ワゴンが4つくらいの売り場でしたが、皆さんも何か掘り出し物があるかも。本のあるところに立ち寄って損はない!

このブックバーゲンという仕組みがどういうものなんでしょうね。古本でもないし、普通の本の流通とも違うということです。普通の本の流通というのは、私が知る限り、取次を通して届くというものです。取次には大手では日販、トーハンとあって、多分、他にも小さな取次があるんだと思います。本屋さんはこの取次を通じて全国津々浦々本を仕入れしているというわけです。

昔本屋でアルバイトしていたこと、本屋がとても好きなこと、そんなことを思って、ちょっと本屋について勉強したい気持ちになっています。自分がアルバイトしていた頃ともだいぶ変わっているのだと思います。

今思うと、出版社に勤めていた時も、編集のことは頑張っていたけれど、営業さんのことは全然頭にありませんでした。広告営業をしている人とは、少し接点がありましたが、いわゆる普通の書店などへの営業をされている方とは、仕事の話をしたこともほとんどなかった。何をされていたのかも知らなかったし、本当に視野の狭い人間でした。経費のことなんかも全然考えていなかったなあ。

著者と編集とデザイナー、印刷会社。それだけで本が自分たちの手元に届くものではないのですよね。あのままずっと出版社で仕事をしていたら、そのことに気がついたんだろうか。

そんなことを思ったのも、昔自分が勤めていた出版社の名前をネットニュースで見かけたからです。今は経営の母体も住所も変わっているみたいですが、存続はしているようでよかった。ちょっと懐かしい気持ちになりました。

さて、少しキッチンなど片付けて帰ります。明日の仕込みももうちょっとやっていこうかな。それでは明日もよろしくお願いします。おやすみなさい。