喫茶と読書 ひとつぶ

20221228

今日は家でこれを書いています。仕込みと仕入れが終わって、お風呂も入ってご飯も食べて。ゆったりとしています。お休みって素敵です。写真は秋に撮った銀杏並木です。すみません。

昨日はライブ納めをして参りました。「百々和宏と狂った馬」というバンド名で、モーサムの勇さん、仲良しの有江さん、そしてきのこ帝国のあーちゃんというメンバーでした。私はちょっと勘違いしていて、あーちゃんはボーカルの人だと思っていて、女性ボーカルで新しいユニットを組んだのだと思っていました。そうしたら、あーちゃんはギターの人で、きのこ帝国のギター、確かにカッコよかった記憶があって、ボーカルは百々さんでした。

そんな勘違いをするほど、あまり何も考えていなかったんですね。おじさん3人の演奏が聴きたかったので、行ってみようかな、というくらいでした。でも、その私のゆるい頭をぶん殴るような、とても良いライブでした。曲は百々さんのソロの曲で、最初の方はゆったりとした曲が多くて、悪くはないけど、こんな感じなんだなあと思っていました。以前にソロ活動のライブは行っていた時期があったのですが、モーサムの時のヒリヒリ感があまりなくて、それが物足りなかったところがあったんです。でも、昨晩のライブはヒリヒリしました。脳みそにガツーンと直撃しました。カッコよかった。あーちゃんのギターもすごくよかった。

曲と曲の間のね、話は確かに長かった。モーサムのライブでは、ほとんど喋りはないんですが、ソロだとちょっとあるんですよね。そこにあーちゃんが絡んできて、長くするので、面白くはあったが、勇の言う通り、もうちょっと短くてもよかったかもしれない。面白かったけど。

後半の頭の方だったか、百々さんがいい話をしてくれました。今年彼はFUZZY PEACHという自分のレーベルを立ち上げたのです。社長さんになったそうで。全部自分でやっていると。そうしたら、今までレコード会社の人やスタッフの人たち、偉い人から言われていたことが、よくわかるようになったというのです。自分のことを冗談めかして、社長と何回も言っていましたが、物販やお酒を勧めたりと、営業活動をしていました。モーサムの時って、本当にそういうのしない人なんですよ。すごく偉いなあと思いました。そして、まだまだこれからいろんなことをやっていきますと、先を見ている発言をしていて、感動でした。フライヤーも間に合わなくて自宅のコピー機で刷ってきたそうです。

2年半前にひとつぶを始めて、一人でいろいろ試行錯誤でやってきて、なんとなく気持ちが弛んできていたんでしょうね。百々さんの言葉で、ハッとしました。私も先を見て、もっと頑張らねばいけないなと。甘えてちゃいけない。すごくいい刺激になりました。言葉だけじゃないから。すごいライブだったから、心に突き刺さりました。

ライブが終わって、シングル盤を買ったら、サインをして握手もしてくれました。すごくいいライブでした、これからも頑張ってくださいとお伝えできて、よかった。伝わったような気がする。この人のこと見ていて、本当によかったなと思いました。次いつ見に行けるかわからないですが、ずっと応援しよう、そう思いました。そして私も頑張るぞー。

その日は午前中に久しぶりに青山ブックセンターに行って、かなりグッドな本に出会い、ライブ前には友達とも会えて、最高によい1日でした。そして明日と明後日でひとつぶの今年は終了です。最後まで気を抜かず、集中していきたいと思います。メニュー的には先週と同じです。ポトフはもしかしたら明後日は豚の挽肉になるかもしれません。スープの都合です。それではまた明日。おやすみなさい!