喫茶と読書 ひとつぶ

20221022

ポッドキャストでコテンラジオというのを聞いている、ということを以前に書きました。1回目から聞いていって、番外編は飛ばしているんですが、ずいぶん現在に近づいてきました。今は日露戦争の回です。

日露戦争のことをみなさんはあまりご存じないでしょう、と言っていて、私はちょっと知ってるよって思っていました。なぜなら、私は『坂の上の雲』を読んだことがあるからです。ところが、どうもそういう人は多いらしく、ほとんどの人の日露戦争のイメージは『坂の上の雲』なんですよね、と話が続いて、あらびっくりでした。司馬遼太郎先生の影響力は強いんですね。そして私も大勢の一人だった!

そして、今これを書いていて思い出しましたが、映画で『203高地』というのがありました。さだまさしさんの”教えてください”で始まる防人の歌?でしたっけ?あれが主題歌だったのではないだろうか。多分あれは日露戦争の話。

これ以上の知識がない私なので、楽しみに聞いているのですが、まだ日清戦争のところです。聞いていると、西洋のことは割とよく知っていますが、自分は中国のことを何にも知らないな、と思いました。仕込みをしながら聞いているので、間違っているところもあるかもしれませんが、中華思想というものがあって、中国を世界の中心とする世界観なのです。そこでは日本なんて物凄くちっぽけで端っこの方にいる国です。面白いのは、民族が変わっても、中華の思想は受け継がれていくようで、これが単一民族である日本人にはとてもわかりにくいなと思いました。

中国は今までのコテンラジオの中でも何回も出てきていて、印象的なのは近代くらいまでは、世界で文化が一番進んでいたのは実は中国だった、ということです。印刷はグーテンベルクより先に中国で行われていました。官僚の仕組みなども、中国が優秀だったようです。世界史をきちんと学んでいなくて、全体に俯瞰することもできないので、そんなこと全然知りませんでした。

もうすぐコテンラジオも現在に追いついてしまうのですが、聞き逃しているところもたくさんあるので、もう一度聞いてもいいかな、というくらい面白いです。YouTubeでもあるようです。興味があったら是非通勤の時などに聞いてみてください。

それでは今日はこの辺で。また明日もよろしくお願いします。おやすみなさい。