喫茶と読書 ひとつぶ

20221021

今日は肌寒かったですね。来週もこんな感じになるみたいです。いよいよホットメニューですね。

メニューと言えば、タルトタタンですが、明日で終わりそうです。紅玉がまた終わってしまいました。日曜と月曜はアップルタルトになります。来週は少しりんごから離れたおやつがいいですね。考えます。

旅行については今文章を書き始めているのですが、盛岡の「BOOKNERD」という本屋さん。昨日か一昨日のインスタグラムに、NHKの番組についての感想、というか意見を書かれていました。その番組は、今本屋さんが大変だという内容だったようです。それを見ていてとても腹が立ったと。それは、本屋が大変なのは、出版不況とかではなくて、取次を通した流通の構造が既に崩壊しているからだということなのです。そこに触れずに、本屋を語れるわけがないのです。その後も違う論点から本屋について語られていて、読み応えがありました。

私は学生の頃に、本屋でアルバイトをしていました。詩や幻想文学の新刊本のみを扱っている本屋でした。そこの店長さんに、この棚を作るのにどれだけ苦労をしたか、というお話を時々聞いていました。取次で本をセットして配本してくること。人気の本は大型書店には配本されるが、小さいところにはなかなか送られてこないこと。新刊本は3ヶ月をすぎると返品できなくなってしまうこと。初めは勝手に配本される本をほとんど返品していたそうです。なんと無駄な流通なのでしょう。

当時は学生で何もわかっていなかったので、店長の言っていることはちゃんと理解できていなかったと思います。今になって、思い出します。そして、最近は店主のセレクトでできている本屋さんというのが、あちこちに増えてきているので、昔よりは本の流通も良くなっているのかなと思っていますが、BOOKNERDさんや他の本屋さんのSNSなどを見ていると、まだまだ昔のやり方が残っているようです。

かと思えばamazonもあったりします。昔ながらの流通と最新のロジスティック。本屋さんも目まぐるしい環境の中にいるのですね。本屋さんにずっとお世話になり続けている私としては、少しでも何かできることがあるのならなんでもやります、という気持ちでいっぱいです。

それでは今日はこの辺で。今タルトタタンが焼けたので、少し冷ましながら片付けをして帰ります。今季最後のタルトタタン。明日もよろしくお願いします。おやすみなさい。