喫茶と読書 ひとつぶ

20220814

ずっと品切れ中だったレモンシロップですが、ようやく仕込みました。数日前に届いて、今朝スライスしてグラニュー糖と瓶の中へ!1週間くらいかかるかと思います。もうちょっとだけお待ちください。これはニュージーランドのレモンですが、ちょっと前に高島屋でオーストラリアのレモンを見かけて、あ、と思ったところでした。同じようなタイミングで船が到着したんですね。同じ船だったりして。日本中に南半球のレモンが行き渡ったのかもしれません。

玉ねぎがちょっと前に品薄だった時、産地のリレーという言葉を知りました。佐賀、淡路島、北海道と、玉ねぎの主な産地が変わっていくそうです。どこかで品薄になっても、大抵は次の産地が追いかけて補える、そういうことだったと思います。ところが、今年はそれがどこでも不作だったというようなことでした。いつもなら中国産の玉ねぎとかが出回りそうですが、それもなく、やっぱりオーストラリアとかニュージランドとか南半球の産地のものがどこでも同じようなタイミングで売られていました。日本の玉ねぎより小ぶりで、ちょっと固めでしたが、あの時は助かりました。

日本の中でも、世界中でも、そうやって農作物がぐるぐると回っているのですね。どこかが困っていれば、どこかが助ける。もちろんそれは経済活動なので、助けると言っても、あくまでも商取引ですけれど。この輪の中にはもちろん途上国とかは入っていないんですね。そこも含めて世界中の人に満遍なく食物が回っていけばいいのにと思います。玉ねぎが高い、とか、世界という視点から見たら、何言ってんだ、ということなんですね。

それでも、玉ねぎがないので、カレーはできません、というわけにはいかないのが現実。でも、本当にそうなのか?という問いも少し心に留めておこうと思います。玉ねぎがないなら、カレーではなくて、別のものをメインにしようよ、という選択だって絶対にあるはずだからです。面倒だから、他のものは作れないから、そういう都合が私にもあるわけで、そこを本当は軽々と突破していけたらいいのにな、と思わないでもないのです。

書いているうちに、自分でも思わぬ方向に行ってしまいました。でも、ひとつぶはちょっとだけそういう自由があるようお店でいたいという気持ちがあります。まだ私に実力がないのでできないのですが。今は心の片隅に置いておこうと思います。

それでは今日は早めですが、このへんで。お盆休みは明日までの方が多いのでしょうか。最後まで楽しみましょう!それではおやすみなさい。また明日。