喫茶と読書 ひとつぶ

20220720

お休みが終わりますー。と言っても先ほどまで仕込みをしていました。あとは明日の朝。今週は先週と同じメニューなので、だいたい内容が掴めているのですんなりと終了です。

今日は久しぶりに映画を見にいきました。『ボイリング・ポイント 沸騰』という映画です。これはこの間ラジオでバラカンさんがチラッと勧めていた映画です。とても不思議な映画で、90分間全くの編集なしのノーカットの映画なんです。これは大変なことで、役者さんもセリフは間違えるわけにいかないし、スタッフも動きなどをきちんと把握しておかないといけない。どのくらい決め込んでいるのかわかりませんが、割ときっちり決めておかないと、ケーブルが絡まっちゃったり、スタッフが写り込んだりということが起きてしまうのではないかと思います。

内容はクリスマス前の金曜日の夜のレストラン。開店前からの90分です。舞台はイギリスなのかな?ロンドンみたいですね。もちろんものすごく忙しい日。開店前だというのにまだレストランに到着していないシェフ。保健所の係官が定期点検にやってきてチェックをしているところに現れます。そこからあっという間に開店、いろんな出来事が起きて・・・。目まぐるしいですが、ワンカットということを感じないくらいスムーズ。人物関係も、名前までは覚えられなかったけれど、それぞれの個性みたいなものも見ていてちゃんと伝わってきました。

この映画を見ようと思ったのは、もちろん90分長回し、というのが面白そうだということもあったけれど、その舞台がレストランだった、というのが大きかったです。役者さんではあるけれど、レストランの厨房とはどんな感じなのかリアルに見ることができそうだなと思いました。実際、それほど調理の場面などはなかったし、オープンキッチンだったので、厨房という感じでもなかったですが、雰囲気は伝わりました。

リアルだったのはHACCAPのこと。これは日本でも義務付けられているのですが、毎日冷蔵庫の温度とかさまざまな項目をきちんと記録していくというものです。これが出てきて、あ!同じ!と思いました。世界的なものなんですね。

90分はあっという間でもっとこのレストラン見ていたかった、と思いました。ものすごく面白い、というわけではないけれど、ワンカットの撮影をきちんと、でもスピード感を持って完成させているのはすごいです。闇みたいなものもさまざまちゃんと織り込まれていましたし。

映画が終わって車ですが、外に出たらものすごい暑いんですね。今日は湿度は多分低かったけれど、あの日差しが帰ってきました。という感じですね。明日からも続くのでしょうか。今年は9月いっぱいまで暑いかも、という予報を聞きました。無理せず乗り切りましょう。それではまた明日。明日からは久保さんの展示が始まります。お楽しみに。