喫茶と読書 ひとつぶ

20220615

今は水曜日午後7時です。これからeimiさんが絵の搬入に来ます。楽しみです。明日から、皆様もお楽しみに。

さて、昨日はゲルハルト・リヒター展に行ってきました。平日の午前中というのに思っていたより人がいました。これは会期の後半はかなり混むのではないでしょうか。今まで画集などで見ていた作品が目の前に現れてきて、ものすごく嬉しかったです。すごくよかったです。絵というのは、写真で見るのと本物ではだいぶ違うものですね。

アウシュビッツを題材とした『ビルケナウ』を見た時には涙が出そうになりました。もちろんこの絵が描かれた背景などをいろいろと読んでいたせいだと思います。元の写真も飾られていました。

その他、私が画集で見ていた作品などもあって、思っていたより小さな作品でした。それでも、写真の上に絵の具が盛り上がって乗っていて、色合いなども印刷とは違ってすごくきれいでした。

ガラスや鏡を使った作品は、これこそ現物を見ないと写真では全くわからなかったものでした。私は平面作品の方が好きですが、実物を見られたのはよかったです。

花を描いた作品がありました。それはまるで写真のようで、ぼかしが入って、その表現が見事でした。ふと、その時に思いました。花を描くなら、普通はこんな書き方はしない、ということです。写真をもとに描くからボケがあるんですね。写真と絵の間の表現なんですね。

面白かったのは有名な『ルディ叔父さん』という作品です。これは実際の作品の写真が飾られていました。写真を元にして描いた絵の写真って。何重にもなっていますね。

リヒター展の後は神保町をフラフラと。途中で頭痛がして常盤平に帰ってきました。

今日は朝からもうずっと仕込みモードです。明日からトマトのスープとケークサレ、ご提供できそうです。今悩んでいるのはスープは冷製がいいのか温かいものがいいのか、というところです。どちらも美味しいのですが、明日の気温次第かな。冷製ということにして、ご希望があれば温める、というのでもいいのかもしれませんね。そうなると塩加減。温めたほうが塩を感じないですよね?逆かな。これからもう少し調べたり悩んだりしようと思います。ひとまず今は冷やし中です。

それでは今日はこの辺で。また明日からよろしくお願いします。