喫茶と読書 ひとつぶ

20220609

次の7月1日でひとつぶは2周年となります。よく2年続いたなあと思います。そして、何年も何十年も続いているお店にひたすらリスペクトです。

去年はTribalCacaoさんにお願いをしてひとつぶの3粒セットを作ってもらったのですが、今年はそういう派手なことはせず、小さくお祝いしようと思います。今のところ決めていませんが、ひとつぶの1時間券のプレゼント、というのが濃厚です。(これしか思いつかずすみません)いつかはノベルティなどもいいなと思いますが、今はまだそんな生意気なことはできません。

お店というのは不思議なもので、いろんな人が出たり入ったりしています。ふと、これって人生みたいだなあと思いました。細く長くご来店いただいているお客様もいるし、ある時期集中的に来てくださる方もいる。もちろん一度だけのお客様もいる。店主としては、また来どの方も、また来て欲しいなあと思いますが、それはこちらではコントロールできることではない。私は店を開け続けてお待ちするしかない。あ、そこは人生とはちょっと違うかも。人生であれば、自分からアプローチをしてみることはできますもんね。でも、最終的には相手がこちらに関わりたくないと思ったら、縁は切れてしまいますよね。だからやっぱり、自分としては開いて待つしかないんですね。

まだたった2年でしかないけれど、いろんな人が来てくださって、帰っていかれました。初めのうちは、私の中にすごく執着があって、一喜一憂したりして苦しんだ時もありました。でも、最近はちょっと達観してきた感じがあります。そして思うのは、ご来店くださったどのお客様にも、良い時間を過ごしていただくための努力だけは、惜しんではダメ、ということです。洗練されていなくても、不器用でも、最善を尽くすということですよね。いうのは簡単なんですけどね、これがなかなか難しいことです。

なんだか今日はそんなことを考えていました。それでは今日はこの辺で。また明日もよろしくお願いします。おやすみなさい。