喫茶と読書 ひとつぶ

20220429

先日ラジオを聴いていたら、学生が早くも鬱になっている、という話をしていました。五月病の時期が早まっているそうです。どういうことかというと、コロナ禍で2年間リモート授業を受けていた学生が、この春からは対面の普通の講義になっている。リモートの時には倍速で聞いたり、わからないところは戻ったり、繰り返し聴くことができた。でも、現実の教授は繰り返してくれたりしないし、話が遅い。そんな理由だそうです。

すごいですね。私が反応したのは倍速で聞く、というところでした。ドラマなんかも倍速で見る、ということを聞いたことがあります。確かに時間の節約になるのかもしれませんが、自分はそんなことできないなあと思いました。頭が鈍くなっているんでしょうか。今度ポッドキャストを倍速で聞いてみようかな。と言っても、やり方がわからないです。

確かにたくさん知識は欲しいし、そのためには時間が足りなかったりします。速読なんていうものもありますよね。ただ、多分もっとつまらない理由で、倍速にしているんじゃないかと思います。こなしてしまいたい、ということではないでしょうか。やりたいことに時間を割くために、義務になっていることの時間はできるだけ短縮したい、ということです。

これって、気持ちはわからないでもないし、自分も倍速にしたりはしないけれど、日常生活でそういうことをしているなあと思います。早く本が読みたいから、雑に何かをしてしまうとか。ちょっと反省しました。大学の授業も、全てが興味あるものではないですしね。ただ、人の話を自分の都合で倍速にしてしまう、そういうことはいつでもできることではありません。そして、人のペースに乗って話を聞くということも大事なこと。本当にそういうことが理由で鬱になるのかはわかりませんが、そんなことで鬱になるなよーと思ってしまいます。確かに教授の中には、話術を少し勉強して欲しい、って思ってしまうような人もいましたけどね。私は大学で全然ちゃんと勉強してこなかったので、何か言える立場ではありませんが、貴重な学生生活を大切にしてください。

私はスピード重視で丁寧さにかけるところが何事にもあるので、ちょっと身につまされる話でもありました。

今日は寒いですね。なんと暖房をつけてしまいました。今は消しているので、じんわり寒くなってきています。明日もまだ気温は低いみたいですね。寒いのは嫌だけど、暑くなるのもちょっと嫌。そんな感じです。それではまた明日。おやすみなさい。