20220207
ちょっと今日は自分自身が残念な日になってしまいました。
まず、開店の時にドアを開けたらお客様がお待ちになっていて、びっくりして声をあげてしまった事です。驚かせてしまいました。今日はきっと2時くらいまでお客様は来ないだろうというふうに勝手に思い込んでしまっていたからなのです。
その後オーダーをいただいたのですが、これがスコーンが連続で入りまして。実は今月に入って、スコーンの注文がものすごく少なかったのです。ブラウニーとプリンに集中していたので、スコーンの用意が少なくて、なんと、開店前にお並びいただいたお客様にスコーンがお出しできなかったという。これは本当に申し訳なかったです。お客様にしてみれば、まさかの事態ですよね。自分にとってもかなりショックな出来事で、あたふたしてしまいました。
その後ご来店になったお客様には、ゆっくりでいいですよ、とお声をかけていただきました。慌てっぷりが出ちゃっていたんですね。お気遣いいただいてすごく嬉しかったですが、お客様がお店を気遣うってお店としてだめでしょう、という事ですよね。大反省です。
いろいろなことが重なったレアケースではありましたが、今後同じようなことが起きないようにするには、ということを考えさせられました。
ひとつぶを始めた時に、ブラウニーは通常メニューだったのです。プリン、ブラウニー、スコーン、ビスコッティでした。今から考えると恐ろしいですよね。ビスコッティは全くご注文がなかったので、割とすぐにやめました。そして、2ヶ月くらいかな、ブラウニーもご注文が少なかったのでレギュラーメニューから外したのです。今ならよくわかります。そして今はブラウニーがあるために、スコーンは全然売れていないのです。これはスコーンがレギュラーでリピーターの方は食べたことがある人が多いからなんですよね。季節のお菓子のブラウニーに注文は集中しているわけです。焼き菓子が二つあると、どうしてもこういうことは起きるんですね。スコーンをメニューから外す、ということも二日前くらいにちょっと考えたのですが、決心できずにいました。
今考えているのはやはり来週もスコーンはやるだろう、ということです。ただ、やっぱり数は少ないです。ごめんなさい。難しいですね。正解はないんでしょうが、ひとつぶにとって、お客様にとっての最善ってなんなんでしょうか。
あたふたする自分も情けない。これは単純に大反省です。
さて、夕方からは店内凪いでしまいまして、『ピダハン』を読了しました。とてもいい本でした。余韻がすごい。「ピダハン」とは、ブラジルのアマゾン川支流の奥地に住んでいる部族の一つです。著者はピダハンにキリスト教を布教しようとする宣教師兼言語学者です。聖書を翻訳するためにピダハン語を学ぶ過程で、ピダハンの文化や風習を知り、言語学や宗教観に疑問を持っていきます。
ピダハンとのやりとりが面白くて読み進むうちに、次第に言語学の話になっていた、という感じでした。そこは若干頭を使いながら読まないと理解できなかったのですが、またその後にまとめのような形で著者がピダハンとの交流の中から、新しい自分に生まれ変わっていく話があって、この本は終わります。人というのがどんなに普段生きている環境から抜け出せないものなのか、固定化した価値観を持っているものなのか、身をもって体験した人にしか書けない本でした。その読後感はとても深く、考えさせられました。
さて、明日はひとつぶはお休みです。ブログも書けないかなと思います。水曜日からもおやつはブラウニー、スコーン、プリンです。カレーはキーマカレーです。木曜日から天気が崩れそうですね。雪は怖いなあ。それでは皆様にとって、明日が良い1日でありますように。おやすみなさい。また明後日お会いしましょう。