喫茶と読書 ひとつぶ

20220108

今日は瞬間的にすごかったです。満席になってお断りしたお客様もありました。申し訳ありません。去年はそろそろ席数を戻そうかなと思いましたが、どうやらオミクロン株が勢力を増しているようですので、しばらく様子を見ようと思います。7席のままです。

今は誰もいない店内です。お客様は同じ時間、同じ日に集中しやすいんですよね。これはなんでなんだろう?宇宙からそういうメッセージが出てるんですよ、と言われたこともあります。確かにそう信じてしまうほど。この間の雪の日は別として、どうして今日は誰も来ないんだろう?という日もありますし。これを自分に応用すると、なんとなく気の進まない日に、混みそうなところに行ってみればいいのかもしれない。でも、やっぱり気が進まない日には行きたくないんですよね。結局そういうものなんですね。

さて、本当は今日は『人外』を読み終えて、その感想を書こうと思っていました。今のところ、全く手がつけられていません。栞は昨日のまま。ただ、今日、表紙の写真を撮ろうと思って書店のカバーを外したところ、『人外』にふりがながふってあって、「にんがい」なんですね。私はてっきり「じんがい」かと。にんげんの外にあるものだから、「にん」なんですね。

松浦寿輝さんは、私が詩の本屋さんでアルバイトをしているときに『麒麟』という同人誌で爆発的に人気があった方です。この雑誌はものすごく売れました。他に朝吹亮二さんと吉田文憲さんがいたと思います。あと今調べたら林浩平さん、松本邦吉さん。私は朝吹亮二さんの詩が好きだった。友達は文憲さんがいいと言っていたような気がします。本屋の店頭での感触では、松浦寿輝さんが人気がありました。最近調べていて思い出しましたが、『ウサギのダンス』という松浦さんの詩集があって、これもよく売れていました。その売れ行きにすごいなあと思いつつ、松浦さんの作品には『知』という感じがあって、私は距離を感じていました。ニューアカデミズム、ニューアカの時代でした。

すっかりお名前も忘れかけていたのに、数年前にこの『人外』を本屋で見かけてびっくりしました。小説を書いておられるんだなあと。大学を卒業したくらいから、詩の世界から遠ざかってしまっていたので、全然知りませんでした。それでも、小説を書いてくださっていて、なんだか嬉しかったです。そして、とても良い小説だったので、さらに嬉しかったです。

さて、今は閉店後です。仕込みも終わりました。連休初日、思いがけず冷蔵庫が空っぽになりました。開店前はもう入りきれなくてどうしよう、と思っていたのにです。あっという間に3時間くらいでスッカスカになりました。ありがとうございます。ひとつぶは連休の時って、だいたい前半はびっくりするくらい暇なので今日もそんなつもりでした。わからないものですね。明日の朝も頑張って仕込みします。

やっぱり予約制度取り入れるべきですかね。ふらっと来られるお店でもありたいけれど、どうしてもこの日でないと来られない、というお客様が、ご来店されたらだめだった、とか申し訳ないです。ひとつぶ側としてもなんとなく予想が立てられるので、いいことなのかもしれませんね。システムを探さないと。本格的に導入検討します。

それでは今日はこれで帰ります。明日も良いお天気でしょうか。連休後が崩れるとか。私のお休みは雨かなあ。あ、1月のカレンダー、とりあえず今日の画像でアップします。今度カレンダーのところにリンクしますね。来週の連休明けが火曜水曜のお休みになります。そのあとのお休みは火曜日だけです。ではまた明日!Good Night!