喫茶と読書 ひとつぶ

20211013

こんな時間からアップルパイ、焼いています。さっきオーブンに入れたので、まだまだ。時間配分の失敗です。いろいろ迷っていたのがいけなかった。すぐテキパキ始めてしまえばって、もう遅いですね。まあゆっくり。焼けるまで、やることはたくさんあるし。

さて、昨日はつみき設計施工社さんとお打ち合わせ。ちょっとした不具合と追加したいところをご相談しました。去年の春には、つみきさんが毎日ひとつぶに来てくれて、この空間を作ってくれていた。そして今も、心配なことの相談にのってもらえる。ありがたいことです。

その後みのり台に行きまして、smokebooksさんで本を見て、久芳真純さんの展覧会(上映会?)『あなたを取り巻く環境として/理想的なのはそこに住む人たちひとりひとりが独自な存在を保てることだ』を見に行きました。みのり台から少し歩いたところにある、元居酒屋さんの空間で40分間のビデオ作品の上映でした。

あまり前知識もなく行ってしまったので、ちょっと心配でしたが、とても楽しめました。久芳さんの日常に登場するいろんな人たちが、みんな普通に生きて、普通に話をして、普通に働いている。話している内容とか、何をしているかとかはよくわからなくても、その人が日常を過ごしていることがすごくリアルに伝わってくる。ちゃんと全部写っていなくても、気持ちよく見ていられる。久芳さんが自分の周りの世界をちゃんと愛して大切にしていることが伝わってきて、とても豊かな気持ちになれました。一番印象に残っているのが、桜が散って、その花びらをカメラが追っているカットです。風が吹いて花びらが道をひらひら待っているだけなのに、すごく綺麗でした。

その後はひとつぶに帰り、例によってまた仕込みです。私の日常は仕込みでできているのです。ぎゃー。

その仕込みというのは、タルトタタンです。今年は絶対にやってみよう、と決めていました。そして実行。しかし、なかなかの手がかかるものですね。単純と言えば単純なんだけど、そしてひとつぶのフライパンが悉くカレーの匂いがついてしまっているので小さなフライパンでリンゴを煮たのがいけなかったんだけど、それなりに時間がかかりました。また、焼き上がりも成功なのか失敗なのかわからないところが怖い。今朝、すぐに見てみようかなと思いましたが、なんだか怖くて後回しにしてしまいました。それでも結果は上々。良い感じに出来上がりました!次回の課題は下のタルト生地がでこぼこにならないようにする事です。また今度焼きますので、タイミングが合えば、ぜひ食べてみてください。

りんごの季節到来、ということで、タルトタタン、アップルパイ、後は何があるかな。そんなにないですかね。りんごはいろんな種類がありますし、楽しみたいと思います。今焼いているものがうまくいけば、明日からアップルパイ、始めます。そして、ココアやミルクジンジャーも始めますね。今日はすっかりそのことを忘れていました。

まあ、とにかく時間がない。ひとりでやるには限界があるなあと最近思います。どこまでできるか、どこを削ぎ落としていくか、ちょっと考えないとですね。それではまた明日。アップルパイが、うまく焼けることを願って。おやすみなさい。