喫茶と読書 ひとつぶ

20211003

落ち葉が大変です。自治体でもお掃除してくれていますが、前のパチンコ屋さんとか下の不動産屋さんとか、ほうきで掃いてくれている音が聞こえます。ありがとうございます。

今日は「TRANSIT」という雑誌を読んでいました。スパイスの特集で、読み応えがありました。アジアのいろんなところに取材に行っているみたいですが、このコロナ下で大変だったでしょうね。主に現地にいる人たちなのかな。かなりディープです。

スパイスは好きですが、この雑誌に出ているようなご飯が食べられるかと言ったら、どうだろう。半分くらいは自信がありません。

昔バリに行った時に、屋台のご飯がすごく美味しくて、調子に乗って食べてその夜はお腹を壊しました。生のものはなかったように思ったんですけどね。確か鶏肉?かな、お肉をココナッツミルクで煮たようなものが何種類かご飯にかかっていました。見た目はちょっと無理かな、と思ったんですが、一口食べたらすごく美味しかった。屋台で食べたのはそれ一度きりで、あとはだいたいカフェのようなところで食べていました。そこは観光客用のお店だったと思います。ナシゴレンが美味しくて、そのお店は何度も行きました。「TRANSIT」の食べ物の写真に、あの時の屋台のご飯の感じ、食べるとおいしいんだけど、口をつけるのにちょっと躊躇う感じを受けたというわけです。

あの頃と違って、今はいろんなエスニックな食事ができて、知識も豊富になったのですが、まだまだ体験していない、知らない「食」はたくさんありますね。「TRANSIT」には躊躇ってしまいそうなものもありましたが、美味しそうなものもたくさんありました。

そして今は自分もスパイスを使っている身なわけですが、使える範囲がまだまだ狭いです。いろんなものを買ってみたりしたこともありましたが、結局使っているのはクミン、コリアンダー、シナモン、クローブ、カルダモン…みたいな感じで、超メジャー級です。ちょっとマイナーな癖のあるものは、使ってはみるものの、臆病なので量が少なくて、さっぱりその効果がわからなかったりします。この辺の行動力がちょっと足りないかもしれないです。体験して失敗していろいろ覚えていかないといけないんですよ、本当は。でも、まだその領域にも達していないのかも。まずは基本をしっかり押さえるところからですね。焦るな焦るな。

そういえば、梨のシロップもスパイスを使ったものを作ろうと思って、結局できずじまいでした。一度トライしたんですよ。そう、でもそれこそ量が少なかったのか、さっぱりスパイスの香りがしなくて、あれれ、となりました。それっきりだった。今思い出しました。

自分が作ることができるのは、自分のキャパの中のものなんですよね。今まで生きてきた中で、いろいろなものを食べてきました。それは全て私の引き出しになっているのだと思います。それを開けながらいろいろ試しているのです。まだまだインプットしていかないといけませんね。

それではまた明日。あ、書見台を1台書いました。ぜひお試しくださいね。おやすみなさい。