喫茶と読書 ひとつぶ

20210712

今、明日から2日間の連休の予定を考えていました!久しぶりの連休。いえ、嘘。先月もいただいていました。が、全くのフリーで連休は本当に久しぶり。すでに美容院は予約済。柏にも行く用事がある。あとはなんでもあり!の2日間です。バラカンさんの映画も見に行きたいし、1日はひとつぶにおこもりでゆっくりしたいし。青山ブックセンターにも行きたい。久しぶりに蔵前にも行きたい。カレーも食べたい。コーヒーも飲みたい。食器や雑貨も見たい。そういえば川村美術館も行きたい。いや、無理。2日間で全部は無理。家の夕ご飯も作らないといけないし、仕込みもしないといけない。天気は2日ともあまりよくないみたい。ままならないものですねえ。優先順位を考えるのも嫌になり、今一旦保留中。本当は会いに行きたい人もいるんですけど、欲張りだとやりたいことがいっぱいで、なかなか手が回りません。

春はあまりにドラマを見すぎて、やりすぎたな、という感じがありました。そんな時、月550円で映画見放題、ただし、タイトルはそんなに多くない。というサービスを見かけました。調べてみたら、ヴェンダース、ジム・ジャームッシュ、フェリーニ、ヴィクトル・エリセ、など錚々たる面々。これで月550円は破格では!と思い、7月から契約しました。ひとまず2本ほど、鑑賞しましたが、快適。楽しい。ジャンルは偏りますが、好きな人にはとてもお得かと思います。

私が見たのはヴェンダースの『夢の涯までも』とダルデンヌ兄弟の『イゴールの約束』。『夢の涯までも』は4時間以上の超大作で、1週間ほどかけてちびちび見ました。近未来の不思議な映画でしたが、小さなカメラや再生装置が出てきて、携帯電話のない時代の映画でしたが、今を予知しているかのようでした。出てくる人が、みんな優しくて悲しい。

『イゴールの約束』は、なんの予備知識もなく見ましたが、思いのほか面白かった。フランスを舞台にした、違法労働者のお話でした。外国人労働者を使って、搾取している父親にいいように働かされている息子がイゴールです。血の繋がりがあるのかは不明でした。父親に雇われている夫婦の奥さんの方、アフリカ人の若い女性を助けるためにイゴールが父親の呪縛を解いていきます。イゴール君が頭もいいし、働き者だし、すごくかっこよくて、感情移入せずにはいられない感じです。葛藤しながら成長していく数日間の物語でした。

映画は面白いですが、字幕だから、やっぱり仕込しながら見るのは難しいですね。だからドラマ見ちゃっていたんだなあって思いました。暇を見つけて、ちょこちょこ見ていこうと思います。ジム・ジャームッシュも久しぶりに見たいし。『ストレンジャー・ザン・パラダイス』は当時凄かったです。みんな見ていた。かっこよかったけど、なぜこの映画があれほど評価されていたのか、当時も今も私はわかっていないんだと思います。でもかっこいい。それは思うし、思っていた。

告知が皆さんに届いているか、ちょっと心配です。明日と明後日はお休みです。7月から月に一度の連休を取る事にしました。7月は明日明後日です。予定を入れていた方がいたらごめんなさい。8月はもっと早めに告知をSNSと店でしますね。

さて、本日ご来店いただいた皆様、どうもありがとうございました。今日はあんまりお客さん来ないかなと思っていたら、終わってみれば昨日と同じくらい。月曜日から、ありがとうございます。励ましのお言葉も皆さんからいただき、嬉しい限りです。時間の紙にいただいたメッセージ、いつも拝んで取っておいてあります。ありがとうございます。明日はブログを書こうと思います。明後日はお休みしようかな。それではまた明日。おやすみなさい。