喫茶と読書 ひとつぶ

20210625

なかなか終わらないです!うれしい悲鳴。仕込みが終わらない、すなわち毎日冷蔵庫が空っぽになっているのです。(それは少し言い過ぎですが)ありがとうございます。

今日も夕方にお客様が集中して、実はお昼から4時くらいまではのんびりムードでした。昨日から『ゆっくり、いそげ』という本を読んでいて、一気に読み終えました。

これは多分とても有名な本でクルミドコーヒーというカフェをやっている影山さんという方が書いた本。今、経歴を見たら、カフェをやっている、というスケールではない方でした。

内容も難しい言葉は使っていないのですが、とても刺激的なものでした。カフェというベースから、出版や音楽会、地域通貨まで広がっているのがすごいです。それが全て一つの考えにつながっている。幸せになるために、ということです。なぜ働くのか、お金が欲しいから、ではなくて、幸せに生活したいから。そういうシンプルな考え方から始まっているのです。

贈与、ということに興味があって、そこからいろいろな本を読んでいます。この本もその棚に収まる一冊でした。資本主義、共産主義、それは対立していた時期もあるけれど、現状を見ると、どちらも勝ってはいないように思えます。昔は薔薇色の未来を思い描けたけれど、今はどうでしょうか。経済とか社会の枠組みが本来の目的からずれてしまっているように思えます。そのフレームを少しスライドして、本当にやりたかったこと、目標にしていたこと、それを追求するような生き方にできないものだろうか、そんなふうに考えています。そこに引っかかってくるのが、どうも贈与という考え方なのではないかと思っています。浅い知識でものを言っているので、恥ずかしいですが、自分なりに考えていきたいテーマです。

本日ご来店いただいた皆様、ありがとうございました。夕方にお客様が集中してしまい、ご提供が遅れてしまったりしていて、申し訳ありませんでした。気がつけば、明日は土曜日。もう週末ですね。早い。お天気は相変わらずでしょうかね。ちょっと蒸すんですよね。それでは明日も良い1日でありますように。おやすみなさい。良い夢を。