喫茶と読書 ひとつぶ

20210605

さて、今仕込みが終わったところです。仕込みしながらご飯を食べたりドラマを見たり。お菓子も食べたり。毎日そんなことしているので、太ってきているのです!

今日もいいペースでお客様が来てくださって、そんなに焦る場面もなくて、という感じでした。6月は調子いいです。でも、本当は閉店8時に、私があー終わったーと言ってぐったりしているような日が、週に1日か2日ないといけないんです。まだまだ。

今日は午前中に買い出しを兼ねておおたかの森SCへ。小麦粉とかチーズ、紅茶などをさっさと買って、紀伊國屋へ。お目当ての本があり、確認を。ピンチョンの新刊『ブリーディング・エッジ』です。高額ですし、本当に自分は読むのだろうか、読めるのだろうか、と思うので、現物を見たかった。新刊が出るのを知って、『スローラーナー』とか『競売ナンバー49の叫び』を読んでみました。『スローラーナー』は途中で脱落してしまいました。眠くなってしまって、頭に何にも入ってこない。『競売ナンバー49の叫び』は、昔も読んだ覚えがあって、こちらは何とか最後まで読めそう。話も面白い。『ブリーディング・エッジ』、導入のところだけちょっと読みましたが、面白そう、読みたいなあ。これは新潮社から出ている全集のうちの1巻になっていて、その全集では、『スローラーナー』も『競売ナンバー49の叫び』も新訳なんですね。それも読みたい。

『ブリーディング・エッジ』はいけそう、という感触を得て、次にベケットの『ワット』を。これもちゃんと入荷していて、手強そうだけど、面白そう。いや、でもこれ2冊で大きいお札飛んでいっちゃう、と思うと簡単には買えない気がして、今日は確認するにとどめました。フルーツのお菓子の本も買いたかったけど、大きいものを我慢しているので、小さいものも我慢、という変な気持ちになり、買えませんでした。その他にも小山田浩子さんの『小島』も読みたい、と思ったけれど、とりあえず見るだけで。

結局買い出しのもの以外は何も買わずに帰ってきました。次のお休みに再度検討したいと思います。本はどうして次から次へ湧いてくるんでしょう。読みたいものがたくさんあるというのは幸せなことです。いつだったか、一時期、本屋さんに行ってもあまり読みたいものがないなという時がありました。今思うと、あの頃は心が止まっていたような気がします。

話は変わりますが、最近、私の失敗談、少なくなったと思いませんか?まあ、話題にしていないだけで、実はいろいろやってます。今日は自分でも笑っちゃったことがありました。紅茶を用意している時でした。お湯を沸かして、茶葉を測って、抽出用のポットを温める。お湯が沸いたら、ポットのお湯を捨てて茶葉を入れ、スケールにセットしてお湯を注ぐ。これが手順です。

その通りにやって、ポットにお湯を注ぎ始めました。何だか透明?はい、茶葉を入れるのを忘れていました。しかも、お湯を注ぐときに、なんか自分もだいぶ慣れてきたな、なんて余裕な気持ちだったんですよ!ちょっと入れたところでさすがに気がついて、お湯をさっと捨てました。捨てながら、ちょっと笑っちゃいました。笑い事で済んで良かったですけどね。全部お湯入れちゃっていたら、また沸かさないといけないですから。でも300cc入れるまで気が付かなかったら、別の意味でまずいですね。

そんな本日、ご来店いただいた皆様、ありがとうございました。久しぶりにお会いした方もいて、とても嬉しかったです。明日はまた雨みたいですね。雨の日曜日。鬱々としてきたら、ひとつぶにほっこりしに来てくださいね。それではおやすみなさい、また明日。