喫茶と読書 ひとつぶ

20210319

今日全力で『音楽の美しい宇宙』に取り組みましたが、いや難しい。記号の意味を理解するのに半日くらいかかりました。音大の人とかって、この辺りは軽々超えてるんですよね。すごいですね。何か勘所みたいなのがあるんでしょうね。まだ私はそこに至っていないんでしょう。千里の道も一歩から。

さて、先日お客様から時間の紙にご質問をいただきました。恋愛小説は読みますか?イエス!と思ったのですが、例えば…と考えたときに、あれ?という感じです。そもそも恋愛小説とは、というのがちょっとわからなくなりました。私にとって、夏目漱石の『それから』とか『行人』は恋愛小説でした。この間読んだ『渚にて』も恋愛小説という側面があったり。『赤毛のアン』とか『あしながおじさん』なんかも恋愛小説的な読み方をしているところもありました。アンシリーズは壮大な恋愛小説かもしれない。だから、読みますね。というか好きですね。

恋愛小説というと、なぜか少女漫画を思い出してしまいます。今はいろんなバリエーションがあると思うんですが、私が小学生の頃、一定のパターンがありました。目立たない、地味な女の子が恋をして、うじうじしたりするんだけど、最後はうまくいく、という王道です。そういうものに飽き飽きしてしまったある日、ちょっと毛色の違う漫画があったんです。よく覚えていないのですが、全体に暗いトーンで、恋愛もうまくいかない話だった気がします。あ、違うパターンだと思って、読んで見たのですが、面白くないんですよね。パターン化されているものが嫌だと思いながらも、そのパターンから外れると物足りない。そんな自分がちょっと嫌になって、少女漫画を読むのをやめてしまいました。そんなことを思い出しました。そのあと萩尾望都先生なんかが出てきて、少女漫画の世界も多様化したんだと思うのですが、そのあたりはよく知らないのです。

お答えになっていないような気もします。すみません。最近読んだ中で、一番の恋愛小説は何と言っても川上弘美さんの『センセイの鞄』です。娘と箱根本箱に泊りに行って、2人ともはまってしまって、娘が買ってくれました。夢中で読みました。

本日ご来店いただいた皆様、ありがとうございました。ポトフが、また好評で嬉しいです。あしたも頑張って仕込みます!そしてレモンケーキがそろそろ終わりです。先ほど最後の1台焼き終わりました。あと、柚子茶も終了しました。冬が終わりますね。近々新しいメニューをお届けできたらと思います。もうちょっと待ってくださいね。それではまた明日も、よろしくお願いします。明日は雨、なんとかもつのかな?おやすみなさい。