喫茶と読書 ひとつぶ

20210318

今日も良い1日でした。暖かいし。今年に入って初めて、営業時間中ドアを開けたままにできました。5時くらいに閉めようかなと思ったのですが、寒くなくて。もっとも、エアコンもつけていたんですけどね。今はエアコンなしで窓を開けていてもちょうどいい。良い季節になって来ましたね。2時半くらいかな、お客様が途切れた時に、1人でキッチンに座っていたら、ものすごく寒くなってきて、お客様が来るか、3時になったらエアコンつけようと決心していました。ちょうどそのくらいに、お客様がいらして、ポチッとしました。あと2週間もしたら、本当にエアコンつけないでいられるんでしょうね。ああ嬉しい。

図書館から借りている3冊のうち、最初に読んでギブアップした『音楽の美しい宇宙』を読み返しています。『音楽の科学』と『調性で読み解くクラシック』を頑張って読んだ甲斐あって、前よりは何が書いてあるかわかるような気がします。音階というのは不思議なものですね。ドレミなんて、もうすでにあったものだから、全然疑問に思っていなかったけれど、よくできている。音楽は数学、というけれど、本当に科学ですね。

そういう理論がわかったからといって、(まだわかってはいませんが)それが音楽を聞く時に何か作用するのかというと、これまた別の話で、ホ短調、とか言われても、具体的に和音が頭の中に響くわけではありません。ピアノをやっていたのだから、楽譜を見たら、頭に音が出てくるといいんですけどね。私はバイエルも結局終わらなかったダメ人間なので、そういうことは、またったくありません。結構小さい時から習っていて、小学校6年までやったのに、ものになりませんでした。練習が嫌いだったですしね。楽しくなかった。

それでも音楽が嫌いになったわけではないので、よかったのでしょう。10年前くらいは、音学なしでは生きていけない、というくらいのめり込んでいました。クラシックではもちろんなくて、ロックですが。好きなバンドがいくつかあって、ライブに行って、行きも帰りもイヤホンで聞いて。ご飯を作っている時もずっと聞いたりしていました。音楽って、特にライブはそうですが、その瞬間のものじゃないですか。それがすごく心地よかった。小説や批評なんかを読むのも好きだったんですが、文字って、瞬間ではない気がするんです。何度も読み返せるし、戻ることもできる。でも、音楽ってその瞬間なんですよね。それが心地よくて、何も考えずに身を委ねていられる。そんな気がして、すごく解放された気がしたんです。あの頃、少し私は変化をしたような気がしています。今はそこまでのめり込んではいないけれど、やっぱりなくてはならないもの。自分が一番解放されるのが、好きな音楽を聴いている時だと思います。タンゴやバッハも加わって、ますます混沌としています。良き。

さて、本日ご来店いただいた皆様、どうもありがとうございました。そら豆が苦手だったけれど、ポトフに入っているそら豆美味しかったです、とおっしゃっていただきました。ものすごく嬉しかったです!冥利に尽きます。お豆のポトフ、私もとてもヒット作だとおもっています。もうしばらく、筍が出回るまでは、お豆でいきたいと思います。あと1週間くらい?10日くらいでしょうか?明日あたりからお天気崩れてくるのでしょうか。春ですものね。雨も降ります。それではおやすみなさい。また明日。