喫茶と読書 ひとつぶ

20210314

All Together Now! バンザイ。日曜日です。ビートルズです。ビートルズ終盤のレコーディングダイアリー。それにしても本当に万華鏡のような目まぐるしく絢爛たる曲たちです。これだけポップでいながら実験の精神みなぎるって本当にすごい。楽しい。

『音楽の科学』をずっと読んでいます。その中のコラムのような記事で、「聴き手の存在は無視?」というのがあります。音楽は一種のコミュニケーションであり、元来聴衆を必要とするものであるが、聴衆が何を望み、何を喜ぶかということに全く関心がない作曲家がいる、ということについて書かれています。現代音楽が難しすぎるという意見、「聴き手がいようといまいとどうでもいい」という作曲家の反論についてのコラムです。これは音楽に限らず、おそらく他の芸術でも問題になるところで、受け手側に媚びることはもちろん必要ないけれど、理解されない、愛されない作品というのは芸術として成立するのかということです。

これについては様々な立場や意見があると思うのですが、ビートルズの後期の曲の断片が流れている中にいると、そういうことを軽々と飛び越えて行く才能、のようなものを感じます。頭ではない、全身から音楽が流れていて、新しいとか古いとか、実験的だとかということよりも、ただ演奏して歌う、それが何よりも新しくて美しかったんだろうなあと思うのです。それをギフトというんでしょう。

本日もたくさんの皆様にご来店いただきました。ありがとうございました。寒いのか暑いのかなんだかよくわからず、すみませんでした。キッチンにいると、どうも感覚が違ってしまうので、暑かったり寒かったりしたら、皆さんお声をかけてくださいね。そして、お昼に一番で来て下さったお客様、ぼけっとしていてすみませんでした!そしてなんといっても、今日はすごい風でした。もうすっかり春ですね。桜も咲き始めたみたいです。それではまたあした!Good Night。