喫茶と読書 ひとつぶ

20201107

土曜日は忙しい時と平日より暇な時がある。今日は忙しい土曜日だった。ありがたい。ありがとうございます。プリンとかカレーとか、冷蔵庫の中が空っぽに限りなく近くて、こういうの、やっぱり嬉しいです。オーダーが入っていて、お見送りができなかったお客様もいらっしゃいました。すみませんでした。というか、自分が残念なんですけど。

今日のような週末が、本当は毎週あって、平日もいまよりもう少し忙しくて、それで月々の収支が少しあってくるんだろうか。と考えると、今のような仕込みでは足りない。そしてその売り上げをあげるための仕込みは、持続的に可能なんだろうか。そんなことを考えてしまう。結構ギリギリなのかもしれない。今の所はそんなに考えなくてもいいと思うけど、半年後くらいにどうなっているか。どうなっているべきなのか。少し思い描いておいたほうがいい。そんな気がします。

朝はこんな日になるとは想像していなくて、ホンダにカブを取りに行っていました。これから天気の良い日はカブで通勤します。たぶん。

昨日のお店が閉まったあとも、のんべんだらりと本を読んでいました。今福龍太『身体としての書物』読了。難しいところもあって、ちゃんと理解できたかどうかわからないけれど、ベンヤミンのところなんかは夢中になって読んでしまいました。これは東京外語大での講義をまとめたもののようですが、こんな講義出たいですね。文芸評論とは違って、書物について書かれたテキストを読み解くというもの。触れると壊れそうなくらい細い糸をたどって、過去から未来へ書物の姿を描き出しています。話す言葉と書く言葉。その間。

本日もご来店いただいた皆様、ありがとうございました。ご注文をお待たせしてしまったお客様もいらっしゃいました。申し訳ありませんでした。今日は雨が降らなくてよかった。明日も良い1日でありますよう。おやすみなさい。