喫茶と読書 ひとつぶ

20200903

本日も無事閉店いたしました。皆様今日もどうもありがとうございました。初めてきていただいた方も、何回かきてくださった方も、本当に嬉しいです。ありがとうございます。

さて、昨日予告しましたが、ひとつぶ店主の自己紹介です。と言っても、たいしたプロフィールでは無いので、ささっと。

名前は大塚美貴子と言います。性別は女性、お年はまあ…ブログの内容とかで御推察下さいね。既婚で、姉弟の子供がいます。自宅は柏市の増尾です。

生まれたのは長野県上田市。とても体の弱い子供で、母は千曲川に私もろとも身を投げようとしたことが何度もあったとか。父の転勤で幼稚園は長野市。田んぼが家の周りにたくさんありました。小学校2年生の時に東京の目黒区に引っ越しました。目黒川沿いのマンションの5Fに住んでいました。何年か前に見に行ったら、まだマンションありました。

高校に進学するタイミングでまた転勤で今度は長野県の松本市へ。ここでギター部に入り、バンドを組みますが、2年生の時にバンドの音楽とは全く関係なくビートルズにはまり、洋楽を聴くようになりました。その流れで、今でもロックが大好きです。萩原朔太郎と出会ったのも高校生の時でした。大学でまた東京へ。今度は阿佐ヶ谷で一人暮らしをしていました。

そのあとは、出版社に入り、インテリアコーディネーターの資格を取って転職、結婚、出産、子育て、事務職につき、経理を勉強、2回の転職を経て、ひとつぶに至ります。

自分にとって、小中学校を東京で過ごしたというのは、とても大きなことだったと思います。日曜日に代官山から渋谷に歩いて散歩するという、今考えてみれば恵まれた立地でした。その頃の代官山はまだヒルサイドテラスしかなかったのですけれど。街を歩く楽しさ、地図を見る楽しさをあの時覚えたと思います。ただ、必ずしも都会が好きな子供ではなくて、松本に行くことになった時も、別に嫌ではありませんでした。むしろ、自分が歩いて把握できる範囲に全てが収まっている小都市、みたいなところがとても気に入っていました。松本は今でも長野県の中でもちょっとおしゃれなイメージがあります。当時も小さな喫茶店がたくさんあって、楽しい街でした。ゆったりとした松本の空気、穏やかな人たちに囲まれて、高校時代は好きなものをどんどん増やしていたと思います。

大学でまた東京に戻ってきたわけですが、松本で勉強グセがついていたはずが、都会にくるとすぐ遊んでしまう悪いところが出てしまいました。大学はちっとも真面目に行っていなくて、今となっては大後悔です。あの時にもっときちんと勉強して、将来のことを考えていたらなあと思ったりもします。

こんな自己紹介でよかったのか、よくわかりませんが、この続きはまた今度書きましょう。人は17歳の頃に聴いた音楽を生涯忘れない、みたいなことを聞きますが、確かにそうかもしれません。17歳、とまでは限定しないけれど、高校、大学くらいに好きだった音楽、映画、小説、美術は、やっぱり自分の基本になっているなと、ひとつぶを始めてから強く思います。自分の内面を作っていた時期だったんですね。良いものにたくさん出会ってきたなと思います。

ではこの続きはまた今度!また明日もよろしくお願いします。