喫茶と読書 ひとつぶ

20201021

昨晩の読書会で『ノルゲ』読み終えました。何回も書いていますが、面白かった。後書きを読むと、ご自身の実話のようです。そして、欅の話が後書きに出て来て、ひとつぶの窓から見える欅のことを思いました。

私は常盤平は桜の町だと思っていましたが、ひとつぶに通うようになって、欅の町なんだなと思うようになりました。駅から一直線に伸びる欅並木は、素晴らしいの一言です。道幅も大木になった欅にふさわしく広くて、気持ちのいい道です。

ひとつぶの窓から見える欅は、いまの季節は午後3時から4時くらいの間、天気が良いと夕日をあびてとても美しいです。橙色の光がキラキラと葉に反射して薄暗い店内との対比が見事です。夏も緑色で綺麗でしたが、秋になって黄金に変わりました。これからますます紅葉が進んで行くと、もっと綺麗なのかもしれません。楽しみです。でも、それとともに落葉が進んでしまいます。それは少し寂しい。

「ひとつぶの読書週間」は終わりましたが、そろそろ本当の読書週間が始まるのではないかと思います。秋から冬のこの時期は、静かで、寒すぎなくて本を読んだり、コーヒーを飲むのに一番いい季節です。どうぞ秋のひとつぶをお楽しみください。足元が少し冷えますので、膝かけや厚い靴下をお持ちになっていただいた方がいいかもしれません。ココアやホットワインを飲みながら、豊かな時間をお過ごしください。

本日も来ていただいたお客様、どうもありがとうございました。明日も穏やかなよい日となりますように。お休みなさい。