ひとつぶの席 4〜6
いきなり3席まとめてしまい、すみません。でも、この椅子たちはどうしても3つセットの運命なのです。アンティーク屋さんで一目惚れでした。オランダのもので、この生地、色、形、ひとつぶを待ってたんだなと思いました。座り心地が、なんだか楽しくて、ぽこっという感じがします。あ、そこまで大袈裟な感じではないですが、なんとなく。座面が丸く盛り上がっているからかな。パソコンや書物など、作業するには一番よい席です。照明器具はペンダントです。つみき設計施工社の河野桃子さんが見つけてくれました。これをプレゼンしてくださった時の、興奮を覚えています。とても、とても綺麗なペンダントです。色がまるで椅子に合わせたようにぴったりなんです。いつも点灯しているので、よく見えないかもしれないですね。鉄の錆びた緑、茶、青です。
緑の椅子の前には窓がありますが、サッシがかなり古いため、布で覆ってしまいました。その隣には夏目縫製所さん製作の布のパネル。こちらはどこか国はわからないのですが、外国の布でパネルを作ってもらいました。布も夏目さんのチョイスです。不思議な布で、丸くなっているところの裏が、不織布で裏打ちみたいにされています。なんの用途で作られたものなのか、やっぱりインテリア用でしょうか?主張しすぎず、でも不思議な感じがして、ペンダントとの相性もとてもいいと思います。
それぞれの席の足元にカゴがありますので、荷物はそこに入れてください。小さすぎたら、他の物を持ってきますので、言ってくださいね。この3つの席は、他の席に比べて、多分少しスペースが狭いと思いますので。カウンターの端っこの方に、「easy traveler」という雑誌を立ててあります。創刊から終刊まで。だいぶ前の物ですが、まだ雑誌という媒体が力を持っていた最後の時代のもので、今読んでも面白いです。
ひとつぶは「ひとりのじかんを楽しむ」ということをコンセプトに掲げました。読書や手芸などはもちろん趣味として楽しむことですが、そうすると、この席たちのような、作業をする高さのカウンター、椅子は必要でしょうか?私はこれも必要だなと思いました。仕事も集中して楽しんでできたら、とてもいいことではないですか?そして、もちろん調べごとは、自分の興味のおもむくまま、思う存分できたらすごい娯楽ですし。パソコンを使う作業などによい高さのセットができていると思います。私も閉店後にここでブログを書いています。