喫茶と読書 ひとつぶ

20240226

今日は惨敗でした。この風は仕方ないか。連休明けだし。という感じです。今年に入ってから、このガクッと落ちる日、というのがたまに出現します。去年はそこまで落ち込むことはなかったような気がする。この辺が、不調を感じさせる一因でもあります。まあ、でも仕方ない。開き直って、本を読んでいました。

今日読んでいたのは3冊で、ひとつめはグレーバー先生の『価値論』。ついに4章から5章に入っています。4章がとても読みやすかった。なぜかというと、用例みたいな感じだからです。アメリカの先住民の話ですが、とてもわかりやすいし、面白いです。3章までは、抽象的な話も多かったので、厳しかったけれど、こういう具体的な話だと、ずんずん読み進んでしまいます。と思ったら、ふと迷宮に入ったりするので注意です。

そして2冊目はこれは一旦読了しました。マーサ・ナカムラさんの『雨をよぶ灯台』。悪夢のような詩集でした。刺繍一冊読むのは久しぶりでした。昨日と今日でハイスピードで読みました。読ませるだけの魅力的な言葉とストーリー性。しかも多分収録された数も少ないのでは。最初はそのちょっとグロテスクを含んだ世界観が魅力的だったけれど、次第に深まる闇に恐れ慄きました。しかし、また終盤になるにつれて、闇が薄くなったような。でも、全編悪夢でした。

先程まで読んでいたのは『日本のまちで屋台が踊る』。鳥取に行った時に訪れた「汽水空港」さんも登場する屋台本。小川さやかさんのタンザニア商人の話は相変わらす元気が出ます。キッチンカーと屋台を、なんとなく混同していましたが、ちょっと違うんですね。屋台は家の形をしているけれど、最近のものはモニターである、という指摘はすごいと思いました。この本はまだ読みかけです。

それにしても今日は寒いですね。明日もこのような風が続くそうです。皆様お気をつけて。思わぬものがひっくり返っていたり、飛んできたりします。そしてひとつぶは明日と明後日お休みです。次の木曜日からのメニューが、ちょっとまだ完全に決められていません。水曜日にお知らせのブログを書きますね。キャロットケーキにするつもりですが、ちょっと迷っています。スープも、普通ならポトフなのですが、食材を見てから決めようと思います。

さて、20:15を過ぎました。今日は早仕舞いです。また来週もよろしくお願いします。今週はありがとうございました。ではまたー。