喫茶と読書 ひとつぶ

20231019

今日はなんだかすごく忙しかったです!15時くらいまで。本当にお皿を洗う余裕もなくて、びっくりしました。そのあとはゆったりだったので、大丈夫、フラフラではありません。夕方からは余裕で本もゆっくり読めました。

今読んでいるのが『ガザに地下鉄が走る日』という本です。この間の火曜日にBread&Rosesさんで買いました。「ガザ」という地名が入っている通り、パレスチナ、アラブ関連のこれはなんというジャンルになるんでしょう。紀行文とも違うし、評論?歴史本でもないし。岡真理さんという方の本です。最初翻訳本だと思っていて、買う時になって、日本人の人が書いた本なんだ、と思いました。今まだ3分の1くらいですが、ものすごく面白いです。出版されたのが2018年なので、約5年前です。

皆さんもご存知の通り、今ガザ地区で大変なことが起きています。そのニュースの傍ら、ここに至るまでのイスラエルとパレスチナのことを解説などで聞きました。私はあまりパレスチナ問題を知ろうとしていなくて、宗教の対立なのだとうっすら思っていました。でも、そんなに単純なものではないんですね。恥ずかしながら、この間まで、ガザ地区が天井のない牢獄と言われているということも知りませんでした。

最近ラジオでニュースなどを聞くようになって、ウクライナのことも、イスラエルのことも、前よりも少し深く知ることができました。そして、「戦争」「争い」ということが、本当に憎いし、なぜ人間は争ってしまうのか、ということを思いました。それは高校生とか大学生くらいの時期に、よく考えたことでもありました。生活の中でも、小さな諍いというのはよくあって、それがとても嫌いでした。喧嘩、というほどでもないものでも、今で言えばマウントをとってくるような態度も、すごく嫌でした。まあ、みんな嫌ですよね。その場だけで嫌、というのではなくて、なぜそれを理性で抑えられないのだろう、というところがとても疑問でした。良い、悪いで判断すれば、人に対してしてはいけない態度や気持ちは自ずと理性的なものになるのではないか、と思っていたのです。でも、自分にもやっぱりそれだけでは済まないところもあって、人間ができていないからなんだろうか、とか、仙人のようになりたい、と思っていました。

それから人生でいろんなことがあって、今またこうして10代の時と同じようなことを思っている。またこの疑問に取り組むときが来ているのかな、と思いました。ちっとも成長していない、ということでもありますね。

さて、それでは帰ります。早番パターンに戻りました。明日も早起きします!それではおやすみなさい。また明日。