喫茶と読書 ひとつぶ

20230518

休暇明けはやっぱり体がきつい!と思ったけれど、意外といけました。というのも、今日は16時くらいまでものすごく静かだったのです。そこからはかなりすごい勢いでした。満席もありましたしね。まだまだ夕方からお客様がいらっしゃる、というのは続いているようです。

旅行の最終日に本や上着を詰めたものが今日到着しました。今それを開けました。汽水空港で買った本、植田正治写真美術館で買った本、娘に買ったもらったたみのオリジナルの手拭い。まだ私の中に、東郷湖や美保関、弓ヶ浜の、あの水の音が残っているようです。旅っていいですね。

鳥取砂丘や大山などは鳥取のガイドブックにも必ず載っている名所です。それはもちろん見どころあったのですが、今回松崎というところに、たみのおかげで滞在できたのはとても素敵なことでした。東郷湖のほとりにある駅ですが、東郷湖には他にはわい温泉、というところもあって、そちらの方が温泉としては栄えているところなのだと思います。松崎の湖は(池は?)遊覧船があるわけでもなく、普通に静かな湖でした。駅前もしんとしていたし、歩いている人もあまり見かけない、静かな町でした。旅行に行って、そういう普通の町に滞在できたことが今回はとてもよかったです。もちろん普通の町といってもたみがあり、汽水空港があり、HAKUSENがありという、それだけで私にとっては充分に行く価値のあるところだったわけですが。

そんなことを考えていたら、ふと常盤平のことを思いました。ここには訪れる人に価値を感じてもらえるような場所があるんだろうか。ひとつぶはそういうところになり得るんだろうか。他にも何かできないんだろうか。

美保関に行った時に、こんなところでゆっくり暮らせたらいいねえ、と娘と話しました。例えばリモートで仕事ができたら、可能かもしれない。通勤にかかる時間を、その分町の人たちと過ごす時間に当てたり、家族と過ごす時間に充てることができたら、みんな幸せになれるんじゃないだろうか。東京に一極集中している人たちが、そうやって、各地に散らばれば、限界集落なんかも救えるんじゃないだろうか。コロナ禍が収束してきて、リモートもすっかりなくなってしまったようだけど、少しその可能性を考えてもいいのではないかな、と思ったりします。

さて、それでは今日は帰ります。明日も良い1日になりますように。おやすみなさい。