喫茶と読書 ひとつぶ

20221210

連日この話題ですみませんが、ワールドカップです。昨晩帰ってからちょっとグズグズしてでもいつもより早く寝ました。4時に目覚ましをかけて、バッチリ目が覚めました。4時ぴったりに起きたので、キックオフはもうしていて、まだボールが落ち着かない感じくらいから見ました。

前半にメッシのパスからゴールシーンがあり、その後にもPKでメッシが難なく決めて、オランダの攻撃も怖いところはあまりなくて、このまま勝ちそうだなと思いました。今大会のオランダ戦はチラッと見ていて、ファン・ダイクというセンターバックの人がかっこいい、と思っていましたが、サッカー自体はそんなに強い感じではないなあという印象でした。なので、アルゼンチンの楽勝だ、という感じ。途中コーチや控えの選手にイエローが出て、変だなとは思っていました。そしてハーフタイム。ちょっと眠くなってきて、15分寝ようかなと思ったりしてぐだぐだ。息子とラインでファウルに気をつけたほうがいいね、と言ったら、主審がスペインのリーグでは有名なカードをたくさん出す人だという話でした。その時にはなるほどーくらいだったのです。息子は退場を心配していましたが、私はこの試合というよりも、次の試合に出られない人が出ることが心配でした。

後半が始まって、やっぱり眠くなってきて、何度もうとうと寝ては起き、みたいなことを繰り返している時に、突然1点目が入ってしまったのです。(私にとっては突然だった)そこで目が覚めてまたしっかり見ていたのですが、ファウルやカードが出る出る。そしてアルゼンチンの選手がファウルを取られて怒ってオランダのベンチに向かってボールを蹴り、怒ったオランダのベンチの選手がピッチに出てくる、という光景。野球ではよく見る気がしますが、サッカーであのようなことを見たのは初めてでした。びっくりした。その頃には主審に嫌気が差して、本当に心配になってきました。息子はラインで、メッシの最後のワールドカップでこんな試合にをするなんて許せない、ということを言ってきて、私はてっきり審判のことを言っているのだと思ったら、他のアルゼンチンの選手のことでした。いくら審判がひどくても、それに動じてはダメなのだそう。確かにそうですが、やっぱり主審がひどかったと思う。今日ネットニュースなどで見ましたが、どちらかというとアルゼンチンに対して有利な判定をしていたのでは?という意見が多かったようですが、実際に見ている時にはそんな感じもしませんでした。とにかく試合が止まりすぎる。笛の吹き方がますます興奮を煽るような感じでした。

後半のロスタイムにオランダが、これはとても見事なセットプレーでしたが、同点に追いついて、延長戦に。シャワーをそろそろ浴びたいが、見逃せなくて、ジリジリしました。延長戦は荒れ狂った後半の空気が一変したのでそこはホッとしましたが、点が取れない。最後にディ・マリアが出てきて、少しリズムが良くなったけれど、やっぱり点が入らず、PKになってしまいました。

まさかまたPKとは。この試合の前の試合で、日本が敗れたクロアチアが、またしてもPKで優勝候補のブラジルを倒しています。大丈夫かなと思って心配しましたが、よかった。アルゼンチンが勝ちました。そこで私はシャワーを浴びて、ひとつぶに来たので、PK戦の後もゴタゴタがあったというのは後から知りました。最後まで後味の悪い試合になりました。

この大会は、VAR、ビデオ・アシスタント・レフェリーという制度を導入していて、ピッチで見ている審判以外に、ビデオでファウルやオフサイドを判定しています。そのせいなのか、ファウルやイエローカードがとても少ない大会のように思っていました。それがこんなことになるとは。VARを使用するかどうかは主審に委ねられているんでしょうかね、メッシのPKも本当にファウルがあったのかどうか、疑問視する声もありますが、VARは使われませんでした。

試合で、敵対する相手ばかりか、審判とも戦わなくてはならないというのはおかしいですよね。これで勝ったアルゼンチンはまだよかったけれど、オランダはとても嫌な思いが残ったのではないでしょうか。

まあそんな感じで、途中ちょっと寝てしまったけれど、ちゃんと観戦できてよかったです。不思議なもので、たとえ結果を知らなくても、もう終わってしまった試合というのはなかなか見る気にはならないんですよね。サッカーが大好きな人なら、後からでも見るのかな。クロアチア戦は確かお休みの日なので見られるはずです。オランダ以上にしぶといチームなので、これまた大変なことになりそうです。モドリッチとメッシの対戦が見られるのは楽しみです。

私本当ににわかで恥ずかしいですが、やっぱりサッカーは、ワールドカップは楽しい。人種差別問題や、ジェンダーのこと、気候のことなどきちんと対応している大会だったらどんなによかっただろう、と思います。そういうくもりのないスポーツの大会というのはもう望めないのでしょうか。

それではこれで帰ります。今日はたっぷり寝たい。それではおやすみなさい。また明日。