喫茶と読書 ひとつぶ

20211215

連休終わりました。ゆっくり休めた気がします。ライブに行ったり映画に行ったり、久しぶりの友達とも会えました。命の洗濯をしてきました。「命の洗濯」ってなんとなく古い言葉ですよね?母親がよく言ってました。本当にそんな感じ。良い休日でした。ライブはもうなくなってしまう新木場のスタジオコースト。もったいないですね。照明効果とかがきれいなハコという印象。

今日はゆっくり仕込みもしました。そんなにやることもないなあなんて思って、少し本を読んだりもできるかしらなんていい気になっていました。忘れていたのです。そう。柚子茶を仕込まねば。去年どういうレシピでやったのか、全く忘れてしまって、大変だったことだけはなんとなく覚えていました。ネットで色々検索したものの、作業の記憶も戻ってきません。こんな感じだったかな、というレシピで仕込んでみました。うまくいくといいのですが。去年の柚子茶美味しかったからなあ。ひとまず1週間後ぐらいからメニューに入るのではないかと思っています。

映画は『sweet thing』という映画を見ました。ミュージックビデオなんかをたくさん撮っている監督らしいです。タイトルは多分ヴァン・モリソンの曲から。アメリカの貧困層の姉弟の話。と言ってしまうと、つまらないですが、主人公のティーンエイジャーのお姉さんの心の描写、表情なんかがとても良かった。彼女の歌う歌も、声もとてもよくて、弟や友達が癒されている気持ちがよくわかりました。しっかりもので弟の面倒もよくみるし、お父さんの面倒までちゃんと見てあげている。ヤングケアラーという言葉がありますが、まさにそういう立場にいる。基本はモノクロの映画なのですが、時々挿入されるカラーの映像が彼女の夢の世界で、はっとする鮮やかさでした。ワイプとかなぜか字幕が入ったりというところは蛇足だった気がします。最後のクレジットを見ると、姉弟は同じ苗字だったので本当の兄弟でした。二人とも髪の毛がくるくるで可愛かったです。

この映画はちょっと前に渋谷と新宿でやっていて、見に行きたかったけれどうまくスケジュールに入れられなくて、断念したものでした。柏のキネ旬シアターで見てきたのですが、この映画館は本当にありがたい。今ミニシアターも大変かと思いますが、頑張って欲しいです。ここの存在をすっかり忘れていて、お客様に伺って思い出しました。それからは時々チェックするようにしています。

また明日からひとつぶの1週間が始まります。もう今年もあと2週間なんですよね。うー焦るー。とか言って、別に焦ることも実はないんです。納期とかある仕事ではないですからね。なんとなく気分が。それではまた明日から、よろしくお願いします。