喫茶と読書 ひとつぶ

20210531

さよなら5月!ゴールデンウィーク、雨の5月が終わりました。今外は雨。結構降ってるっぽいです。今年の5月はらしからぬ雨の多いひとつきでした。

いろいろな数字はこれからです。ひとまず頑張った。今までになく、休日が待ち遠しかった。月の途中で、少し気持ちが暗くなったりした時もありましたが、ご来店くださるお客様に励まされた1ヶ月でもありました。そして、あとひと月で今度は一周年です。この1年の総括の1ヶ月。明日はお休みですが、明後日から、またよろしくお願いします。

一周年の記念に、皆様に還元の意味も込めて、何かをというのは今考え中です。その他に、ひとつぶを始めた時から、やりたいと思っていたこと、貸し棚を本格的にやってみたいなと思っています。ひとつぶの中の本棚の一段をお客様に借りていただき、そこにご自分の棚を作っていただく。もしできればその棚にどんな思いがあるのかをノートなどに書いていただき、それを置いておいて、その棚の本を読んだお客様が、何か思うところがあれば感想など書き込んでいただく。というようなことを考えています。難しいのが、本の管理です。タグをつけて、というふうにもいかないですし、汚してしまうこともあるかもしれません。その辺をご理解いただいた上で、という感じになります。この件に関し、何かご意見などあれば、ぜひお聞かせください。

また、ちょっと今日思いついたのですが、このブログを印刷して、ひとつぶに置いてみるのはどうかなと思っています。コンピューターがおうちにない方や、ネットで読むのは面倒だけど、ひとつぶでゆっくりしているときに、ぱらっと目にするくらいならいいかも、という方もいらっしゃるかもと思いました。そして、感想をわざわざメールで出す気にはならないけど、ちょっとメモに書くくらいならできる、という方もいらっしゃるかなと思いました。ブログを印刷した紙の下の方に、余白を残して、一口メモみたいにしてみようかと。

ひとつぶにご来店くださった方はご存知かと思いますが、時間の紙を皆様にお渡ししています。ご来店の時間を明確にしておくためのものなのですが、その紙に何かあれば書いてくださいと、余白をもうけています。思っていたよりも、大勢の皆様がここに書き込んでくださって、私もそれを読むのがいつも楽しみです。そんな皆様ですので、きっと「書く」ということにあまり抵抗がない方が多いのではないかと思い、貸し棚も双方向のコミュニケーションが取れるようなものを、と考えました。でも、いきなりお客様同士というのはもしかしたら難しいのかもしれないとも思い、まずは私のブログに感想を書いていただくことで、何かを書く、ということに対する垣根を下げたいなと考えました。

ひとつぶはサロンみたいなものではないですので、そういうことは別にするつもりない、というのはもちろんOKです。ただ、数あるカフェの中で、ひとつぶを選んでご来店くださっている皆様なので、底に通じる何かがあるのではないかと思っています。それは多分、とても心地の良いもののように思えます。そんな良いものを引き出していきたい、そんな気持ちです。

何だかふわっとした話ですみません。貸し棚の件、ブログを印刷する件、他にこんなことはどうでしょう、など、ご意見あればぜひお聞かせくださいね。

『忘却についての一般論』読了しました。このタイトルなので、ちょっと難しくて、掴みどころのないものを想像していましたが、意外と展開のある物語でした。ぐいぐい乗せられて、あっという間に読んでしまいました。展開が多過ぎて、ちょっと登場人物がごっちゃになっているので、再読したいです。ポルトガル系?アンゴラ系?の名前が頭に入りづらかったんですね。事前に知識なしで読みましたが、それは良かったです。つくづく、世界にはまだまだ読むべき、読みたい、物語がたくさんあるんだなと思いました。

本日ご来店いただいた皆様、ありがとうございました。今日は初め涼しく、夕方にはちょっと肌寒いくらいでした。落ち着いて時間を過ごしていただけたら幸いです。あ、なんと今日はマルサン堂さんが来てくださいました。感激です!そして明日は定休日です。ブログは書けないかもしれない。そうしたら明後日の午前中に書きたいと思います。ひとつぶ一年目の最後の月、6月。どうぞまたよろしくお願いします。それでは雨ですが、帰ります。カブではなく、車なのでご安心を。お休みなさい。