喫茶と読書 ひとつぶ

20210408

地鳴りみたいな雷がずっと鳴っていましたね。そのわりに結局雨は降らず。局地的には降ったようですが、皆様の地域は大丈夫でしたか?

稲田俊輔さんの『おいしいものでできている』読了です。ひとつぶにもカレーの本がありますね。エリックサウスの方です。月見うどんとかサンドイッチとか、おなじみの料理についてのエッセイです。稲田さんが何才くらいかしらないですが、懐かしい話や昭和の話がたくさんあって、あっという間に読んじゃいました。

どれも色々面白いのですが、最後の方のミニサラダのエッセイが、そうそう!となりました。日本人はミニサラダが好き、という話です。本当、それ。子供が小さい頃、小さい器に毎日レタスを一枚づつちぎってドレッシングとマヨネーズをかけて出していました。自分もサラダボウルにレタスとトマト、とか。それで野菜をとっている、というつもりになっていたのです。考えてみれば、私も小さいときにそんな感じで毎日生野菜をちょこっと食べていました。でもある日、これはドレッシングとマヨネーズを食べているだけだ、と思って、やめました。でも、これをやめてしまうと、なんとなく野菜をとっていないような気になってしまうんです。お味噌汁とか、きんぴらとかで食べているんですけどね。生野菜を一品。というのはなんとなく染み付いているところがあります。

ひとつぶでは、生の野菜は管理も怖いので、出していません。でも、カレーにはグリル野菜、ポトフはもちろん茹で野菜。これがなかなかおいしいし、いいなと思っています。カレーにぬか漬けもつけています。冬の間、なんだか美味しくないような気がして、休んでいました。再開したら、結構いける。やっぱりぬか漬けは暖かい時のものなのかもしれないですね。

本の話からずれてしまいましたが、そんな風に身近な食べ物の本なので、楽しく読めます。レシピも少し載っていて、ポトフなんて、ひとつぶのレシピとちょっと煮ています。ラーメン作ってみたいなと思いました。また、エリックサウスの前身のカレー屋さんの話も、とてもよかった。

本日ご来店いただいた皆様、ありがとうございました。遠くに転勤してしまうお客様が、最後にご来店くださいました。大変お世話になったお客様で、お別れするのはとても寂しいです。こんな世の中だから、次いつお会いできるかもわからないですし。とても真面目で頑張る人なので、きっと転勤先でもいいお仕事をされると思います。私もいつでもひとつぶに来ていただけるよう、頑張ります。明日は今日より寒いらしいですよ?今日寒かったのでストーブを炊いていました。灯油使い切りました。明日にとっておいたほうがよかったかなあ。それではまた明日。おやすみなさい。