喫茶と読書 ひとつぶ

20210329

昨晩のDiscover Beatles 、今日聞き逃しで聴き終えました。杉さん、和田唱、ありがとうございました。私は夏ぐらいからの視聴者ですが、本当に楽しかった。今まで、知らなかったこともたくさん教えてもらい、忘れていた自分の高校時代も思い出したりできました。ぜひ、また番外編をやっていただきたいです。

番組の中で、いろんな投票があって、それがことごとくジョージの曲が1位だったり上位に入ったりしたのには驚きました。確か前のスペシャルの時に、一番好きなメンバーは?というのもジョージだった気がします。これ、ジョージファンクラブみたいなのあるんじゃない?って思ってます。ジョンやポールは広く薄くファンがいるけど、ジョージのファンの人たちは、熱心なんじゃないかと推測します。でも、今回の番組で、ジョージやリンゴの存在の大切さも、なんだか前より理解した気がします。やっぱり4人でビートルズなんですね。そこが素晴らしい。コーラスワークも、あんまり重要視していなかったけど、確かにすごく綺麗だし、ジョンとポールだけじゃないんですね。

アンソロジー3で新曲がなかったというところで、ジョージが気が乗らなくて、発表されなかったという話がありました。それに対して、ポールは結構乗り気だったらしいですが、その当時はポールとジョージの立場が逆転していて、ポールはちょっと遠慮気味だった、というのが面白かった。ジョージはポールに冷たい印象ありますね。ジョンのことはすごく好きだったようなことも聞きますし。

そして、70年台の後半から80年台にかけて、ポールがニューヨークに行った時にジョンのお家に遊びに行ったりしていた、という話がすごくよかったです。いろいろあったんだろうけど、普通に友達だったんだなあと思って、嬉しかった。いや、私が嬉しくてもしょうがないんだけど。ポールはジョンのこと、好きだもんね。ジョン・レノンという人は、魅力的な人だったんでしょうね。ポールは多分、すごく普通の人なんだろうなっていう感じがします。ちょっとセンスのない普通の人、みたいな感じ。ディスってないですよ。音楽の才能はすごいんだけど。

ポールのヴォードビル系の曲、と一括りにしちゃいますけど、それをジョンがおばあちゃん向けの曲という風にばかにしていた、というエピソードがあった気がしますが、ちょっとわかる気もします。でも、それがポールがやると、かっこ悪いんだけどいいんですよね。なんだろう?私がポールを好きだから思うのかな?確かにロックンローラーじゃないんですけど、楽しいんですよね。喜びに溢れている、というかね。多分そういうお気楽で楽観的なものをポールは持っていて、ジョンはそれを少し眩しいって感じていたのかなと思います。屈託無く、日の当たる場所にいるようなことが、ジョンはできなかったんだろうなと思います。レコーディングの時も、ポールはすごく前向きだったみたいですもんね。ジョン・エメリックの本を読んだりすると。そして、自分の完成形に近づくために、努力を惜しまなかった。オブラディオブラダを何回も何回もやり直して、みんな嫌になっちゃって、それでもなお、食いついていた。ポールにしてみれば、え?何で?これじゃ納得できないでしょ?だからもう一回。とていうことなんでしょうが、周りはつらいよね。でも、本人には完成した音が聞こえてるから、できるんですよね。そういうところが、憎たらしかったのかもしれないですね。

なんてことを考えるのも、ビートルズの楽しさです。楽しかった。4月から、あの枠は何をやるんでしょうか?また面白い企画だといいなあ。

本日ご来店いただいた皆様、ありがとうございました。多分、今日はみなさん初めてのお客様でした。こんなことあるんですね!遠くから、お近くの方も、どうもありがとうございました。またぜひ来てくださいね。明日はお休みです。ブログは書くつもりでいます。仕込みも少ししたいですしね。水曜日に少し新メニューできればと思っています。めどがついたら、明日お知らせしますね!それではおやすみなさい。よい夢を。