喫茶と読書 ひとつぶ

20210223

本日もたくさんの皆様、ご来店ありがとうございました。今日はあまりバタバタしなかった気がしますが、皆様にご迷惑をおかけしなかったでしょうか?今日はシンと静まりかえった時などもあって、多分そのとき私を含めて5人がひとつぶの空間にいたのですが、まるで1人でいるような、5人なのに1人、みたいな不思議な静けさでした。ありがとうございました。

今日は、手が空いたときにまた、ジェフ・エメリックさんのビートルズ本を読んでいました。本当に面白くて、多分私これ、読み終わったら買ってしまうと思います。もう一度、音を聞きながら読みたいです。

あんまり本の抜粋は好きではないのですが、感動的な一節。

「長時間、じっと集中して和音的に入り組んだベース・ラインをつくりあげ、それを考えうるかぎり最高のかたちでプレイする。ポールはその労苦をいっさい厭わず、時には夜明けまで作業をつづけ、ついには指から文字通り血がにじみ出してきたこともあった。」

ポールは1人残って、ベースを録音していたそうです。本当に音楽が好きで、音楽のために生まれてきた人なんですね。この間、偶然ラジオのクラシックの番組で、ミッシェルを取り上げているのを聞きました。和音の使い方がとても特徴があって、意図的に長調と短調をミックスして使っているらしいです。ポールがどこまで意図してやったのかはわかりませんが、そういう感覚に優れた人なんでしょうね。そして、本当に楽譜が読めないのだろうか?信じられない。

そして今、後半に差し掛かっているのですが、ホワイトアルバムの頃になっていて、読み進めるのが辛くなって、本を置きました。泣きそうになってしまって、もう無理。サージェントペッパーの頃の話は、すごく楽しかったのに。ヨーコが常にジョンの横にいるようになったというところで、閉じました。ここからは1人の時に読みたいのです。自分でも少し驚きです。そんなに心にダメージを受けていたとは。

明日ゆっくり読むことにします。そうです。明日はひとつぶはお休みです。滅多にない水曜日のおやすみなので、どう過ごそうか、迷ってます。あっちもこっちも火曜休みのお店があった気がするのですが、もう頭がごちゃごちゃで。これから考えます。ブログはもしかしたら木曜の朝になるかもしれません。それでは皆様、おやすみなさい。良い夢を。