喫茶と読書 ひとつぶ

20241011

こんばんは!また三連休ですね。この曜日の並びの年は、三連休が3回あると覚えておきましょう!次は7年後か6年後。忘れちゃいますよね。

さて、今日はニュースがたくさんあります。あ、ひとつぶのニュースではなくて、本当のニュースです。

まずノーベル文学賞に、ハン・ガンさんが選ばれましたね。おめでとうございます。アジアの女性で初めてとのことです。素晴らしいです。村上春樹か、多和田葉子か、なんて毎年言われていましたが、ハン・ガンさんかー。昨晩、家で寝る前にニュースを見て唸りました。世界は見ているんですね。私は彼女の小説は3つ読んでいます。『すべての、白いものたちの』『菜食主義者』『別れを告げない』。この順番で読みました。『すべての、白いものたちの』はとても良くて、なんて悲しい、透明な物語なんだろう、と思いました。それで次に『菜食主義者』を読んだのですが、これが私は全くだめで、そこでいったん彼女の著作を読もうという気持ちがなくなりました。でも、『別れを告げない』が出た時に、やはりとても評判が良くて、もう一度読んでみようと思いました。読んだら、これはとても素晴らしい小説でした。特に私は韓国の現代史を全く知らなかったので、こんなに近いところで、こんなに苦しいことがあったことを知らないことを恥じました。お客様に伺ったら、『少年が来る』が素晴らしい、ということなので、今度はこれを読んでみようかなと思います。といってもしばらくは書店で品切れ状態が続きそうですね。落ち着いたら読もう。

そして、次にはノーベル平和賞。こちらは「日本被団協」という団体が受賞とのことです。私は全く知らなかったのですが、広島、長崎への原爆・水爆投下による被爆者の組織だそうです。被爆者の立場から、核兵器廃絶を世界に訴える活動などをされているそうです。これも大変すばらしいことですね。ロシアが核の脅威をちらつかせているなか、このような活動が世界に認められるということは、大変に意義があるのではないでしょうか。

そして最後は訃報ですね。大山のぶ代さんが亡くなられたとのことです。ドラえもん。私も弟も、子供達も、みんなお世話になりました。自分が小さな頃から一線で活躍されていた方が亡くなっていかれるのは、なんだか寂しいですね。

夕方にXのタイムラインを眺めていたら、この三つのニュースが交互に出てくる感じでした。今日は大ニュースの日でしたね。ハン・ガンさんは「毎日多くの死があるのに、何が楽しくて記者会見をするのか」と思い、会見をしない方向だそうです。すごいですね。この感受性。尊敬します。

それでは帰ります。また明日もよろしくお願いします。それではおやすみなさい。