喫茶と読書 ひとつぶ

20240223

今年第2の三連休初日ですね。あまりに天気が悪いので、今日はお客様ゼロかも・・・なんて思ってました。そうしたら、もう全然違って、昼も夜もありがとうございます。夜の時は久しぶりにパニクりました。すみません!

その昼と夜の間に、ちょこちょこと本を読むことができました。この間、盛岡のBOOKNERDさんから通販で買った本が昨日届いたので、それをちょこちょこと。その中で『ものとかたり 辰雄とイチ子』という本というか雑誌というか、それがとても良かったです。これは聞き書きのようですが、辰雄さんとイチ子さんの娘さんが、ご両親が亡くなった家を人に引き渡すために整理をしている中で、遺品にまつわる家族の話、親の出生、両親の出会いなどを読み取っていった記録です。だいぶ前にBOOKNERDさんのお知らせメールでこの本のことを知り、ずっと気になっていました。他にも欲しいものがあったので、ついで、と言ってはなんですが、買ってみました。というのも、他の本屋さんでは見かけたことがなくて、でもどうしても気になって。

読んでいるうちに、この家族のほんのり温かい雰囲気が伝わってきました。そして、几帳面なお父さんの意外な一面とか、明るいお母さんのちょっと辛い過去とか、真面目に一生懸命生きてきた人の軌跡みたいなものが見えました。

最近私の母が、自分の母親の遺品の整理をしています。写真が一番困る、と言っていました。捨てないとどうにもならないけど、なんだかね、と。母にこの本を読ませてあげたいな、と思ったりしました。多分、同じような思いがあったり、そんな捉え方もあるのね、とちょっと気持ちが軽くなったりすることがあるんじゃないかなあと思いました。

この『ものとかたり』というのはこれからシリーズ化するのかもしれません。一番最後に、興味を持たれたらご連絡ください、というふうに書いてありました。親たちの思い出として、自分の半生の記録として、このような本にまとめてもらうというのは、ちょっといいなと思いました。

今この出版元のロジノークというところのHPを見てみたら、2号まで出ているようです(2号はSOLDOUTでした)。特に遺品ということでもないようです。読みたかったなあ。ちょこちょこチェックしておこう。(『ものとかたり 1号』ロジノーク、2023年6月19日)

それでは今日は帰ります。明日はお天気良いみたいですね。久しぶりかも!おやすみなさい。また明日。