喫茶と読書 ひとつぶ

20240128

雑誌『世界』の2月号から連載が始まった「島に帰る」を今日読みました。面白かったです。他にどんなお仕事をされている方なのか調べたら、『母を失うこと』という本を翻訳された方だったんですね。この本は最近紀伊國屋で見かけていて、ちょっと気になっていました。ご自分の著作もあって、ちょっと興味あります。文章がとても良かったのと、内容も良かった。故郷だと思っていた島。でも、自分は侵入者だった。それでも彼は「島に帰る」。次の号が楽しみです。そしてなぜかこの記事だけ、著者の紹介がなかったんですよね。レイアウト上仕方がなかったんでしょうか。榎本空さん。また良い出会いがありました。

昔は雑誌が好きで、「現代詩手帖」は毎月買って、結構舐めるように読んでいました。難しくてわからないのもたくさんあったけど。今はなかなかこういう読み物の雑誌をまるっと読むのは難しいです。読むスピードとか、読解力とかがすごく落ちているんでしょうね。「世界」も全部は読んではいないですが、小川公代さんの連載と、榎本空さんの記事、伊藤亜紗さんの対談、小熊英二さんの「戦後日本の「リベラル」と平和主義、他にもいくつか読みました。これだけ読んだら元とったんじゃない?どれも良き記事でした。

ちょっと短いですが、今日は帰ります。明日もちょっと早めにきて仕込みです。レモンメレンゲパイ、とりあえず最終日です。明日もよろしくお願いします。おやすみなさい。