喫茶と読書 ひとつぶ

20240114

何の気なしに天気予報を見ていたら、なんと、今度の週末は雪マーク!お知らせした通り、20日の土曜日はライブに行くためにお休みとしています。不安だー。奈良から来るバンドなので、雪の時間によっては来られなかったり。心配です。そして、滅多にない週末のお休みなので、予定を考えていましたが、こうなると松戸柏近辺から離れられないのでは。神様の意地悪ーです。

さて、昨日は帰ろうと思ったら、車のフロントガラスに氷がカチカチに張り付いていました。ワイパーをすぐに動かしちゃったけど、本当はそれはダメなはず。雪が降ったのに、ワイパーをガラスのところから外しておくのも忘れていました。雪が積もっているわけではないのですが、結構頑固に氷が固まっていて、仕方ないので、タオルで擦って、必要なところだけ取りました。今朝、マンションの外の駐車場に停めている車には、まだ氷が固まっていました。結構寒かったっていうことですよね。水たまりにも氷が張っていたり、日陰にはまだちょっと雪が残っていたり。初雪の名残がここそこにありました。

そんな雪の後の今日、穏やかな1日でした。ウルフとグレーバーの次に読み始めたのが、伊藤比呂美さんの本です。『森林通信』という本。比呂美さんがベルリンに行かれた時のことを書かれています。副題が「鴎外とベルリンに行く」。高校生の時に伊藤比呂美さんの詩集『青梅』にガツンとやられて、でも、それ以降あまり追いかけてはいなくて、久しぶりに手に取ってみたら、文章に引き込まれました。旅行記という部類になるのかな。でも、だんだん文章が詩になっていくのです。これはすごい。ずいぶん時間が経っているのに、とても懐かしく、また楽しく読んでいます。また、ベルリンと熊本の樹木に関する意識の違いなどもきちんと書かれています。外苑前のイチョウもずっと問題になっていますが、実は地方都市というのも、緑が少ないし、大事にしていなかったりするんですよね。ちょっとそこから離れれば、森林や田畑がある、という気の緩みもあるのかもしれません。長野や松本も市街地にはあんまり緑はない気がしますね。

森鴎外の方は、私はあまり知識がなくて、高瀬舟くらいしか読んだことないかもしれないです。漱石は読みやすいけど、鴎外は難しいというイメージがあったなあ。でも、この本を読んだら、ちょっと青空文庫で読んでみよう、という気持ちになりました。

さて、それでは帰ります。明日は月曜日かー。今週はあんまり働いていない気がします。明日、頑張りましょう。ではおやすみなさい!