喫茶と読書 ひとつぶ

20230601

結局今日は雨が降らなさそうですね。今yahoo天気で調べたら、日付が変わってから雨が降るようになってました。こうやってだんだんズレて、明日はあんまり降らないといいですね。

昨日?一昨日?の早朝でしたっけ?北朝鮮の衛星?ミサイル?が発射されて、警報が沖縄で鳴ったそうです。そのニュースを昨日の夕方に見ました。警報の音も流れていましたが、あれは本当に怖い音ですね。地震の速報のキューッキューッというのも嫌な音ですが、今回の警報の音は、なんとも不安で恐ろしい音です。まるで映画の音楽のようです。こういう音を作る人もいるのですよね。すごいですね。

そんなことをなぜ思ったかというと、昨晩そういうニュースを見た後に、『メッセージ』という映画を見たからなんです。これは世界の12ヶ所に宇宙から大きな飛行体がやってきて、いろんな国がそれに対応する中で、アメリカでは言語学者の女性がその任務について、異星人とコンタクトをとっていく、という話でした。

この映画はヨハン・ヨハンソンという人が音楽を担当しています。この人の音楽は私はとても好きなのです。映画音楽が多いのですが、なかなか映像を見る機会がありませんでした。そうしたら、うちで入っている映画のサブスクに、この映画が入っていて、音楽がどんな感じで入っているのかなという興味だけで見始めました。サントラは聞いたことがあったので、こういう映像がついていたんだなと思いながら見ていたのですが、だんだん話が面白くなって、全部を見るつもりはなかったのですが、結局最後まで見てしまいました。

未知なる者との遭遇の音楽というのは、やはりちょっと荘厳で、スケールの大きな音なんだなあと思いました。そして、その時にあの怖い音のことを思ったのです。別に似ていたわけではないですが、音の使われ方として、言葉はないけれど、伝わってくるなあということを思いました。

『メッセージ』という映画では、言語学者が異星人と音でコンタクトするのは難しいと判断して、文字でやり取りをすることに挑戦します。HUMANという文字をホワイトボードに書いて、自分を指す、同僚を指す、ということを見せます。すると、異星人は触手のようなものから墨を噴き出して、円形文字のようなものを描きます。こうしてやり取りが進んでいき、その円形の掠れ具合とか、膨らみ具合とかを解析して、彼らの「文字」を読めるようになっていくのです。この異星人の「文字」のようなものがとても私には美しく見えて、こういうビジュアルを作り出した監督、偉い、と思いました。

繋がるような繋がらないような、とりとめのない話ですみません。映画のエンドロールで流れていた音楽が美しかった。ヨハン・ヨハンソンはもう亡くなっています。坂本龍一さんとも親しかったようです。今頃天国で仲良くお話しされているといいですね。

それでは帰ります。明日は荒天のようですので、静かに本を読もうと思います。一昨日、青山ブックセンターで買ってきた本がなかなか面白いのです。それではまた明日。おやすみなさい。