喫茶と読書 ひとつぶ

20221104

今先週の余った柿を食べていました。もうシンクも洗ってしまったので、皮ごと。そんなにいい柿ではないので、とろけるような感じではないですが、おいしかった。柿って甘いですね。そして特有の何か味がありますよね。甘さの中に。あれがなくならないような感じがいいなと思っています。ジャムとかお菓子を作るときに。あ、柿だって思うように。実はジャムも一度作ったのです。でも、砂糖を茶色い砂糖にしたのがまず失敗で、柿のあのきれいなオレンジにならなかった。そしてシナモン味のジャムだったのですが、シナモンがきつすぎて、柿の味が消えてしまった。ついでに繊維が気になったので、こしてしまって、柿のとろみ感もなくなってしまった。普通にシナモンジャムみたいになってしまったのです。これはこれでいいけど、お客様に出せるようなものではないなと思ってボツにしました。

柿を食べたばかりだったので、そこから連想で書いてしまいました。そんなに毎日柿のことを考えているわけではないですよ。でも、今回柿のタルトを作ってちょっとびっくりしたのが、柿というのはあまり食べられていないんだなということです。それはタルトの感想で伺ったところから浮かび上がってきました。私が小さい頃は、柿は割と食べた記憶があります。すごく好きではないけど、嫌いでもない、っていう感じでした。

柿のことを見直したのが、同じ幼稚園のお母さんがやっているお料理教室に参加した時のこと。柿と梨と大根か蕪のサラダを教わったのです。りんごはマヨネーズと和えたり、サラダにしていましたが、柿がそういうふうに使えるなんてびっくりでした。しかもとてもおいしかった。家でもやりたいなと思いましたが、そのために柿を買うのはもったいない、という気持ちと、家族全員があまり好きではなさそうな感じがあって、できませんでした。自分の分だけ作るというのも、柿も梨も買わないといけないし、使いきれないしで、やっぱり勿体無くてできませんでした。でも、そのときに忘れていた柿という存在を思い出して、なかなかいいものだな、と思いました。

去年くらいに思ったのですが、柿ってあんなに売っているんですね。西友の柿売り場とか、結構広い。他にあまり果物がない季節なのかな。他にはりんご、もう少しするとみかんという手薄な時期だからなのか。そして、きっと日本には柿の木がたくさんあるんだろうなと思ったりしています。日本風ですよね。柿ってね。

干し柿は子供の時は大嫌いでしたが、何年か前にいただいて食べたら、割と美味しくてびっくりしました。お正月に干し柿を用意する家とかあると思いますが、なるほど納得なリッチな味でした。

さて、それでは今日は柿の話ですみませんが、これで帰ります。明日もよろしくお願いします。おやすみなさい。