喫茶と読書 ひとつぶ

20220928

ひとまず仕込みも仕入れも終わって、落ち着いた夕方です。

昨日は『LAMB』という映画を見にきました。これはホラー映画ということだったのですが、最初座席を予約したときになんとわたし一人だけだったのです。怖い映画を映画館で一人で見るの怖いぞーと思いながら、劇場のど真ん中を予約しました。その後チェックしたら、他に3人ほど予約が入っていたの で、ホッとしました。実際にはもう少しいたみたいで、10人くらいはいたのかな。そして、映画もそんなにゾクゾクするようなものではなかったので、大丈夫でした。

印象的だったのは動物たちです。犬、猫、羊、馬。みんな物凄く表情豊かでした。これは監督の演出、カメラマンの技術によるものなんでしょう。夫婦も会話らしいものがなく、しかも理解し合って睦み合っているような感じでもないため、自然の描写と動物たちの振る舞い、夫婦の表情、そして音でこれからやってくるであろう災がずっと予感されるのです。

アダが生まれ、登場人物が一人増え、それで何か恐ろしい破綻が起きるかといえば、そうでもない。意外とみんな楽しくやっていたりします。笑ってしまうようなこともあって、ホラー要素はどこに、という感じですが、それはきちんと結末に用意されていました。

多くを語らない終わりではあったのですが、嫌な感じもしなくて面白い映画でした。キリスト教的な考え方で見ると、羊や羊飼い、アダはクリスマスに授かっていること、というのはきっと何か示唆されていることがあるのではないかなと思いました。

そして、私、数日前のこのブログで、羊と山羊をごっちゃにしていますね。その後この映画の予告編を見て、あ!山羊じゃないじゃん、と思いました。カヨはヤギ、アダは羊ですね。今読んでいる『エコー・メイカー』もラムが出てきます。あまりヤギとは関係ありませんでした。印象としては、どちらかというと羊は神の側、山羊は悪魔というイメージですね。これなんででしょう?

久しぶりに映画を見たかもしれません。これは見てよかったかなと思います。アイスランド、すごいところですね。あんなふうに山、川、牧草地の中で暮らしてみたいなと思いました。コーヒーが美味しそうだった。

さて、明日からまたよろしくお願いします。おやつはチャイプリンにしました。先ほど一つ試食しました。美味しい、けれどふるふるすぎたかもしれません。もう少し固まっている方がいいのかな。液体と固体の間みたいでおいしいけれども。

それでは今日は帰ります。明日からよろしくお願いします。