喫茶と読書 ひとつぶ

20220422

あと1週間でゴールデンウィークですね。今年はお休みを取ると本当にゴールデンな感じになるんですよね。ひとつぶのお休みを考えているときに、祝日は休まない、ということにすると13連勤?みたいな感じになって驚きました。それは絶対に無理なので、ひとつぶは5月の2日の月曜日にお休みをずらすことにしました。これを思いついてよかった。連休明けて9日まで営業で10日と11日はお休みです。また、5月の後半に3連休をいただきます。長野の方に行ってきます。親に会いに行くのもそうですが、杏のことを少し調べられたらなと思っています。まだ早いのかな。松本、上田にも行きたいです。3連休と言っても最終日には仕込みがありますしね。実際には時間はないんですね、きっと。

長野にもちょっと行きたい本屋があって、母親に話したら、母が小さい頃からあったらしく、その本屋で働きたかったというようなことを言っていました。血筋ですね。

松本は5月はフェスティバルみたいなものをやっているようで、その主会場は私の行っていた高校の目の前なのです。素敵な洋館があったのは知っていたけれど、ほとんど足を踏み入れたことがなかったのですが、今は整備されているみたいです。

上田で生まれて、長野、東京に引っ越して、高校は松本で、大学で東京で一人暮らし、結婚して本八幡に住んで柏に引っ越して今に至ります。大学までは本当に細切れで、結局一番長く暮らしているのは今住んでいる柏です。小さい頃にフラフラしていたので、根無草的な人間になったような気がします。自分が住んでいた街は、どこも好きだけれど、去るときはいつも悲しかったけれど、執着はありません。こういう考え方の人間が国を滅ぼすのかもしれません。

『暇と退屈の倫理学』を読了しました。これはすごい本ですね。文庫本になるのもわかります。読んでいてすごくわかりやすい文章で、楽しかった。ハイデッカーとかマルクスとかの話を、こんなに平易なbん章で読めるのは嬉しいです。暇と退屈についても考えさせられました。高校生の時に、なぜか生きていることがとても悲しいような気がしていたけれど、なんとなくその意味がわかったような気がします。人間は退屈に耐えられないからなんですね。だから多分自分は『動物』になろうとしたような気がします。選択肢を少なくしてどんどん世界を狭くして楽をしようとしていました。誤読しているかもですが、そんなことを思い出しました。

今思うと愚かだったなと思います。怖がらずにもっと間口を広くしていろんな知識や経験に触れればよかった。それをすると一回構築した自分が壊れそうで、閉じこもっていったんですね。単純化することで安心していました。

さて、それでは明日の仕込みに入ります。週末ですよね。でも先週に引き続き今週もなんとなく不調なので、明日の仕込みは悩みどころです。飲食店って難しいですね。それではまた明日。おやすみなさい!