喫茶と読書 ひとつぶ

20210627

6月最後の週末が終了。今日も忙しかったです、ありがとうございます。

今日はゆっくり本を読む、という気持ちになれなくて、カレーの本を見ていました。活字を追うことをしたくなくて、そして、落ち着かない気持ちで文章を読んでも、字面だけ追っちゃって、読むことができない気がして。

こういう時に料理本は割と良いです。書いてあることが具体的で、想像もできるので現実と本との間がピタッとなる。こういう表現でわかります?例えばこれが、小説だったりすると、小説の世界にふわっと行ってしまうか、現実の中で小説の世界を仰ぎ見るようなことになるのです。そうすると、あっちの世界に行ってしまっていると、お店の中で起きていることに気がつかなかったり、何か忘れてしまったりします。逆に現実の世界の中にいると、小説世界がすごく遠くなってしまうことがあって、なかなか入り込めずに、何度も同じところを読み返したりします。

カレーの本はまさに今日のような時にドンピシャでした。何回も読んでいる本だけど、新しい発見もあるし、自分が今やっていることが、実はこの本にヒントがあったんだな、ということもありました。

スコーンにしろ、プリンにしろ、カレーも、まだまだできることややらないといけないことがあるんだろうなと思います。もっともっとおいしくしたい、楽しい味にしたい。特にカレーについてはそう思います。キーマカレーに挑戦するのもその一つ。今日本を読んでいて、少しひよこ豆のカレーも改善できる余地があることに気がつきました。ゆっくりですが、進歩していきたいと思います。

本日ご来店いただいた皆様、どうもありがとうございました。昼間、夜、とたくさんの方に来ていただき、また、ひとつぶの時間を楽しんでいただけたのではないかと思って、とても嬉しいです。明日も良いお店になりますように。それではおやすみなさい。また明日。