喫茶と読書 ひとつぶ

20210505

連休最終日。終了です。8連勤!ありがとうございました。今年のゴールデンウィークは、またしてもコロナ禍、そして天候もいまいちでした。そんな中ひとつぶにご来店いただきまして、ありがとうございました。多分、連休だからご来店いただけた方もいらっしゃったかと思います。お会いできてうれしかったです。

今日は強風の中、図書館へ。予約していた本を引き取りに。一つは『最後にして最初の人類』というSF。なぜこの本をお願いしたかというと、音楽からなんです。最近とても好きな音楽家の方がいて、ヨハン・ヨハンソンといいます。2018年に亡くなってしまった方です。マックス・リヒターのところからたどり着いたのですが、すごく好きです。メランコリックなんですが、どこかにノイズが仕掛けてあって、とてもいい。映画音楽をたくさん手掛けていて、亡くなる前に自分でも映画を撮っていたそうです。それが、『最後にして最初の人類』。今年の夏に公開されるようです。ちょっとどんな映像なのか、予告編からはわからないですが、大音響で聞けるだけでも良さそうです。その予習で読んでみようと思います。残念ながらこの本は今絶版のようで、松戸の図書館で検索をしたらあったので、ガッツポーズでした。

そして小島信夫の本を何冊か。これは小島信夫に限らないのですが、ちょっと前の文学作品が、今書店から姿を消しているような気がします。小川国夫さんの本を探した時もそう思いました。昔は、ずらっと並んでいたんじゃないかな、文庫本であっても。絶版にはなっていないようですが、本屋に並んでいないんですよね。まあ、ただでさえ純文学は売れないのかもしれないけれど、1980年以前くらいに出ていた小説がずいぶん視界から消えているような気がします。このあいだ利他の本を読んだときに、小島信夫さんの『馬』が出てきて、それ以来読みたかったんですよね。どれを借りたらいいのかよくわからなくて、たくさん借りてみました。

ひとつぶは明日はお休みします。ちょっと疲れてもいるので、ゆっくり休みたいと思います。明日はブログもお休みしますね。また金曜日の夜にお会いしましょう。それではおやすみなさい。また明後日!