喫茶と読書 ひとつぶ

20210208

『愛するということ』読了。読んですぐ娘の友人に貸してしまったので、感想はまた後日。途中の宗教的な話のところが、ちゃんと読めていないです。頭に入ってこなかった。社会の構造によって、人の「愛」の概念が変わるというのはとても面白い。

続けて『ナルニア国物語解説』読了。ナルニア国物語の6冊をそれぞれ取り上げて解説してあります。ナルニアについてのこういう本は初めて読むので、とても新鮮。C.S.ルイスについてもあまりよく知らなかったので、生涯をざっと知れたのはよかった。

ナルニア国物語を読むときに、どの順番で読むのが一番よいのか。日本では岩波書店が発表順で発行しているので、多分その順番で読む人が多いと思います。私も小学生の時に図書館で見て、迷わずに『ライオンと魔女』から読みました。その後、年代順にも読みました。『ライオンと魔女』『カスピアン王子の角笛』『朝びらき丸東の海へ』『銀のいす』はそのまま時代順であって、しかも各話に関連がある。そして『馬と少年』は『ライオンと魔女』時代のエピソードで『銀のいす』にその逸話が出てくるので、『銀のいす』の後が良い。そしてこの5冊は物語的要素が強い。『魔術師のおい』は創世記であり、『最後の戦い』は黙示録である。この2冊は宗教的要素が強い。確かにそうです。すごい。ちゃんと考えたことがなかったですが、確かに最後の2作はそれまでなんとなくあった宗教的なものが、はっきり説明をつけたという感じです。

図書館には何冊もナルニアの解説本があったので、また別のものも読んでみようと思いました。自分でなんとなく思っていたことが、はっきりと書いてあったり、そんな考えあったか、ということももちろんあります。

さて、今日は静かなお店でした。ご来店いただいた皆様ありがとうございました。明日は定休日です。ひとつぶを離れて過ごそうと思います。ブログも水曜日になるかもしれません。お休みなさい。